英語で自己紹介しよう!初対面で使える英語フレーズ

英語で自己紹介しよう!初対面で使える英語フレーズ

 初対面の相手と話す際、自己紹介から入るケースは多いでしょう。自己紹介は第一印象を決定付けることもあるほど、重要な場面のひとつといえます。しかしながら、英語でどのように自己紹介をすればいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

 今回は、英語で自己紹介をするポイントや、自己紹介で使える英語表現を紹介します。英語の自己紹介で避けるべき話題にもふれていますので、参考にしてください。

英語の自己紹介はどうやって行う?

 英語で自己紹介をするといっても、単に日本語の自己紹介文を英語に翻訳するだけでは十分とはいえません。英語圏における文化を踏まえ、自然な自己紹介にする必要があります。

 基本的な自己紹介の流れは次のとおりです。
<基本的な自己紹介の流れ>
1. 挨拶
2. 名前や出身地の紹介
3. 仕事や趣味の紹介
4. 出会えた喜び
5. 締めくくりの言葉
 並行して、握手(またはハグ)やアイコンタクトも忘れないようにしましょう。日本人同士の場合、初対面の相手と握手やハグ、アイコンタクトを交わすことにあまりなじみがないかもしれません。しかし、英語圏においてはごく自然に行われているコミュニケーションのひとつです。こうした動作も取り入れていくことで、より好印象を与える自己紹介となります。

 お互いに自己紹介を交わしたら、相手の自己紹介に対して反応するスモールトークも取り入れていくと、コミュニケーションを深めやすくなります。自己紹介はあくまでも人間関係を築くための入り口と位置付け、自己紹介そのものがゴールにならないよう注意してください。

英語で自己紹介をする際のポイント

英語で自己紹介をする際のポイント

 英語で自己紹介をする場合、いくつか押さえておきたいポイントがあります。特に重要度の高い3つのポイントを見ていきましょう。

まずは日本語で自己紹介を考える

 英語で自己紹介をすることに慣れていない人の場合、まずは日本語で前述の自己紹介の流れを考えることをおすすめします。

 初めから英語で自己紹介を考えるとなると、何を話せばいいのかわからなくなりがちです。自分について振り返った上で、初対面の相手に伝えたい内容を組み立ててみてください。その上で英語の自己紹介に変換していくと、スムーズに進めやすくなるはずです。

ポジティブな話題を心掛ける

 自己紹介では、「自分が何を伝えたいか」ではなく「相手がどのような印象を受けるか」が重要です。基本的にポジティブな話題を心掛け、明るい雰囲気で自己紹介をするべきでしょう。

 あまりポジティブとはいえない話題の例として「私は英語をあまり上手に話せません」といった表現を組み込んでしまうパターンが挙げられます。日本人の心境としては謙遜や謙虚さを表現しているつもりでも、初対面の相手には「私と話したくないのだろうか?」と思われてしまいかねません。

 こうしたケースでは「英語をうまく話せるようになりたいので、がんばって勉強しています」など、前向きな表現に置き換えることをおすすめします。

1つの話題を掘り下げる

 英会話初心者が自己紹介をする際、話題を変えすぎているパターンがよく見られます。自分のことを話す際にも、相手に対して質問を投げかける際にも、あまり話題を変えすぎないように注意してください。

 例えば、出身地について話したかと思えば、突然趣味に関する話題に移ったとすれば、相手は話の流れについていけないと感じてしまいます。

 こうした失敗を防ぐためには、1つの話題を掘り下げて話すことがポイントになります。趣味について伝えるのであれば「趣味は映画鑑賞です」「毎週◯本の映画を観ます」「よく見る映画のジャンルは◯◯です」「好きな俳優は◯◯です」といったように、関連性のある話を続けていくことで1つの話題を無理なく掘り下げられるのです。

 相手について尋ねる際にも、1つの話題を掘り下げることによって、相手に興味を持って聞いているという印象を与えられます。

自己紹介で使える英語表現

自己紹介で使える英語表現

 実際に英語で自己紹介をする場合、どのような表現を使えばいいのでしょうか。自己紹介で使える英語表現を場面別に紹介します。

挨拶

 挨拶は自己紹介の冒頭で用いる短いフレーズですが、第一印象を左右する重要な役割を担っています。相手との距離を縮めるための表現でもあるので、場所や状況、相手の立場などに合わせて次の表現を活用するといいでしょう。

<挨拶に使える英語表現の例>
・Hello.(こんにちは)
・Good morning/ afternoon/ evening.(おはよう/こんにちは/こんばんは)
・How are you?(元気ですか?)
・Nice to meet you.(はじめまして)

 このほか、挨拶に使われる表現には、「Hi」もありますが、日本語でいえば「やあ」のようなニュアンスです。カジュアルな表現のため初対面の相手に対して使うには適切ではないケースも多々あります。

 カジュアルな会話を交わすのがふさわしい場面であれば適した表現ですが、状況によってはなれなれしい印象を与えかねないため注意が必要です。

名前の紹介

 挨拶に続いて、自分の名前を紹介します。名前を覚えてもらうことはコミュニケーションの基本となるため、はっきりと聞き取りやすい声の大きさで伝えてください。

<名前の紹介に使える英語表現の例>
・I'm Jun.(私はじゅんです)
・My name is Keiko, Keiko Sato.(私の名前はけいこ、さとうけいこです)
・Hello. My name is Hiroyuki Takada. Please call me Hiro.(こんにちは。私の名前はたかだひろゆきです。ひろと呼んでください)

 日本語以外の言語を話す人にとって、日本人の名前は聞き取りにくいと感じられる傾向があります。そのため、名前の前に一呼吸置いてからはっきりと発音したり、名前+フルネームのように2回繰り返したりすることで、相手ができるだけ聞き返さずに済むよう配慮することが大切です。

 場合によっては、「〜と呼んでください」のようにニックネームを添えるのもひとつの方法です。例えば本名が「ジュンイチ」であれば、「Please call me Jun.」(ジュンと呼んでください)、本名が「ケンスケ」であれば「Everyone calls me Ken.」(みんな私のことをケンと呼びます)のように、より短く呼びやすいニックネームを添えると親しみやすさを感じてもらえます。

仕事内容や役職、出身地などを加える

 ビジネスシーンにおいては、日本語で自己紹介をする場合と同様に、所属先の部署名、担当業務などを伝えるのが一般的です。

 カジュアルな場であれば、出身地に関する話題がきっかけで会話が広がることもあるので、出身地を添えて自己紹介をしてもいいでしょう。

<所属先の部署名や担当業務、出身地を伝える英語表現の例>
・I work at a hospital.(私は病院で働いています)
・I'm in charge of Human Resources.(私は人事を担当しています)
・I am a salesperson at ABC Company.(私はABC社の営業担当です)
・I'm from Okinawa, Japan.(私は日本の沖縄出身です)
・I was born and raised in Osaka.(私は大阪で生まれ育ちました)

 自身の所属部署名や担当業務名を英語で何と表現すればよいのか、事前に調べておくことが大切です。状況に応じてふさわしい表現を選べるよう、いくつかのパターンを用意して覚えておくことをおすすめします。

出会えた喜び

 自己紹介には相手と出会えた喜びを表現する言葉を添えるケースが多く見られます。日本語であれば「どうぞよろしくお願いします」などにあたる言葉のため、場面を問わず幅広く使える表現として覚えておくことをおすすめします。

<出会えた喜びを伝える英語表現の例>
・I'm glad to meet you.(あなたに会えてうれしいです)
・It's a great pleasure to meet you.(お会いできてとてもうれしいです)
・Lovely to meet you.(お会いできてうれしいです)
・Pleased to meet you.(お会いできてうれしいです)

 いずれも「お会いできてうれしいです」という意味を表しています。I'mやIt'sを省略して「Glad to meet you.」「A great pleasure to meet you.」のように伝えても問題ありません。

 喜びを伝える表現ですから、棒読みのように無表情で話すのではなく、笑顔やジェスチャーを交えて感情を表現するのも大切なポイントです。

締めくくりの挨拶

 自己紹介を終えて会話を交わした後、別れ際には締めくくりの簡単な挨拶を一言添えます。最後に話したことは印象に残りやすいため、別れの挨拶までが自己紹介と捉えてください。

<別れの挨拶に使える英語表現の例>
・It's good to talk to you.(あなたと話せてよかったです)
・I had a splendid time with you.(あなたとすばらしい時間を過ごせました)
・I look forward to meeting you again.(またお会いできるのを楽しみにしています)

 カジュアルな場であれば「Nice meeting you.」(会えてうれしかったです)のような簡潔な表現を使っても構いません。最後に好印象を与え、相手にも「また話してみたい」と感じてもらうことが重要です。

自己紹介後のスモールトークとは?

 お互いに自己紹介し合った後、スモールトークを交わすケースは少なくありません。スモールトークとは、短時間で交わされるささいな会話のことを指します。

 相手の自己紹介の内容について質問したり、相手から質問されたことに答えたりすることで、親近感をより深められるはずです。

<スモールトークに使える英語表現例>
・In that company, what kind of work do you do?(そちらの会社では、どのような仕事をされているのですか?)
・How long have you been in this industry?(この業界にはどのくらいいらっしゃるのですか?)
・Where is your place of origin?(出身地はどちらですか?)

 相手の質問に答える際には一言で済ませるのではなく、コメントを添えたり、反対に相手にも同様の質問を投げかけたりすることで会話が続きやすくなります。

 スモールトークは自己紹介と比べて会話の流れや内容を予測するのが難しいため、話題ごとに複数のバリエーションを用意しておくと落ち着いて対応できるはずです。

英語の自己紹介で避けるべき話題

 英語の自己紹介では、避けるべき話題がある点に注意しましょう。初対面の相手に尋ねるのはもちろんのこと、自分から自己紹介で話すことによって相手に不快な思いをさせてしまうおそれがあります。次に挙げる話題については、自己紹介ではふれないようにしてください。

年齢

 日本においても他人に軽々しく年齢を聞くのは好ましいことではありませんが、国や地域によってはそもそも年齢によって何かを判断したり、区別したりするという発想そのものがありません。

 相手の年齢を尋ねたり、「私は◯歳です」と自己紹介で伝えたりすると、なぜそのような発言をするのか不審に思われてしまう可能性があります。年齢が近ければ親近感がわくのではないかといった発想も、日本人同士であればこそ通じる感覚です。年齢については、自己紹介ではふれないようにしましょう。

容姿

 相手の容姿に関する話題もNGです。例えば「背が高いですね」「きれいな目をしていますね」などとほめ言葉のつもりで伝えたとしても、相手からは失礼な言動と受け取られかねません。

 人の容姿について公共の場で話題にすること自体がマナー違反と見なされるケースもあるため、容姿についてはふれないのが基本です。

家族

 家族に関わる話題も避けたほうが無難です。結婚しているのか、子供がいるのかなど、プライバシーに関することを他人に話したくない人もいるからです。

 初対面の相手と交わす会話としては適さないため、自己紹介においても家族の話題は取り入れないようにしてください。

政治

 政治に関しては、人によって考え方や捉え方が大きく異なるため、自己紹介で言及する話題としては適切ではありません。

 特定の政策や政党などについて自身の意見や考えを表明することは、異なる意見を持つ人への批判とも受け取られかねないからです。相手との関係性が浅いうちは、政治に関する話題にはふれないようにすることをおすすめします。

宗教

 自己紹介で宗教について言及するのも避けましょう。特定の宗教について話題にしたり、自身の宗教観について意見を述べたりすることにより、相手の信仰を軽んじているように聞こえてしまう可能性があるからです。

 自己紹介に限らず、多様なバックグラウンドを持つ人々と話す際に言及しないほうがよい話題と捉えてください。

自己紹介をブラッシュアップして、初対面の相手との距離を縮めよう

 自己紹介は人と人との出会いの重要な場面です。英語で自己紹介ができるようになれば、初対面の相手との距離を縮めやすくなり、より多くのすばらしい出会いを経験できます。自己紹介を交わしたことがきっかけで、外国人の友人ができる可能性も十分にあるでしょう。

 今回ご紹介した自己紹介の流れや表現の例を参考に、ぜひ自己紹介のブラッシュアップに取り組んでください。

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