Q.海外でボランティアをしたいのですが、どんなものがありますか？

現地の人たちと触れ合えるボランティアをしたいと考えています。どのような種類のボランティアがありますか？　また、英語力はどの程度必要ですか？

【A】応募する際に基本的な英語力は必要になります

　今回は、JICAボランティアを紹介します。なかでも青年海外協力隊は49年以上という長い歴史を持ち、延べ3万9000人を超える方々が参加しているボランティア活動です。

　語学力審査があるため、基本的な英語力は必要になります。必要となるレベルの目安は、中学卒業程度の英語力（英検3級もしくはTOEICスコア330点）となっています。

▼JICAボランティア事業とは
日本政府のODA予算により、独立行政法人国際協力機構（JICA）が実施する事業

▼ボランティアの種類
青年海外協力隊、日系社会青年ボランティア、シニア海外ボランティア、日系社会シニアボランティア、短期ボランティア

▼応募できる方
応募時に、20〜39歳（青年）、40歳〜69歳（シニア）の日本国籍を持つ方
開発途上国からの要請（ニーズ）に見あった技術や知識、経験がある方
「開発途上国の人々のために生かしたい」と望む方

▼ボランティア派遣の主な目的
（１）開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与
（２）友好親善・相互理解の深化
（３）国際的視野のかん養とボランティア経験の社会還元

▼活動分野
農林水産、保健衛生、教育文化、スポーツ、計画・行政など

▼募集時期
年2回（春と秋）
短期ボランティアの募集は、2015年2月4日〜3月3日に実施。

▼派遣期間
原則2年間（1ヶ月から参加できる短期ボランティア制度あり）

　詳しくは、JICAボランティアのサイトで確認してください。

One more アドバイス
派遣先での活動において使用する言語は現地の方々が日常的に使っている言語になります。そのため、使用言語は英語とは限らず、フランス語やスワヒリ語など、派遣国や要請によって異なります。
※活動で使用する言語は、合格後の派遣前訓練等で修得の機会を設けているようです。（語学訓練免除者研修受講者を除く）

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【文・取材／寺本亜紀】
ライター、映像翻訳者（映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳）。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。