貿易実務検定試験はどんな試験?

  • 貿易実務検定試験はどんな試験?

 グローバリゼーションが進み、さらなる貿易の自由化が進んでいる昨今。インターネット上に世界中の情報が集約されるようになり、個人輸入や海外通販を積極的に行う人が増えてきました。貿易や流通などのビジネス面も活性化し、貿易業務に関するエキスパートを求める企業も多くなっています。
 日本では「貿易実務検定試験」という検定試験が実施されており、自身のスキルを証明できる資格として就職や転職、昇進に活用されています。以下からは「貿易実務に興味がある」という方におすすめの、貿易実務検定試験についてご紹介します。

貿易実務検定試験とは

 「貿易実務検定試験」とは、日本貿易実務検定協会が実施している検定試験です。1998年(平成10年)3月より試験が行われている民間資格で、すでに10万人以上もの人が受験をしています。一部の大学ではこの検定試験に準じたオープンカレッジ(公開講座)も行っており、貿易実務におけるスタンダードな試験として認知されています。
 名称からも想像できるとおり、試験は主に実務に関する分野から出題されます。学習範囲は幅広く、マーケティング、商談、契約、代金決済、信用状、クレーム対応などを網羅的に学ぶことになります。
 貿易関連法規についての知識が問われる国家資格「通関士」との関係性も深く、業務のなかで求められる知識や能力を鍛えながら、さらなるキャリアアップを目指せる資格として貿易実務検定試験が注目されています。

貿易実務検定試験の概要

受験資格:なし
受験級 :A級、準A級、B級、C級
試験会場:全国9カ所(東京・横浜・埼玉・千葉・名古屋・大阪・神戸・福岡・沖縄)
スケジュール:年4回(級により実施日が異なる)

 貿易実務検定には受験資格が設けられていないため、年齢や国籍がハンデにはならず、どなたでもすぐに受験できます。受験者の層も幅広く、貿易実務に携わっている社会人だけでなく学生の受験者も多い傾向です。

詳しくは、日本貿易実務検定協会公式サイトの受験要項をご確認ください。
http://www.boujitsu.com/apply/boujitsu_youkou.html

貿易実務検定試験の試験内容

【C級】
レベル :実務経験1〜3年以上
試験科目:貿易実務、基礎的な貿易実務英語

【B級】
レベル :実務経験1〜3年以上
試験科目:貿易実務、貿易実務英語、貿易マーケティング

【準A級】
レベル :実務経験2〜4年以上
試験科目:貿易実務(貿易書類の作成を含む)、貿易実務英語、貿易マーケティング

【A級】
レベル :実務経験3〜5年以上
試験科目:貿易実務、貿易実務英語、貿易マーケティング

 貿易実務検定試験は、受験者の能力にあわせて4つの試験を実施しています。C級は初心者レベルで、まずはこの級から受験することが協会によって推奨されています。B級は実務経験者の中堅層を対象にしたテストで、新たに貿易マーケティングが試験科目に加わります。準A級とA級は、貿易実務において判断業務を行えることを証明できるレベルです。
 C級とB級の試験は「選択式のみ」ですが、準A級とA級は「選択式および記述式」によるテストが行われています。級が上がるにつれて、より実践的な能力が問われる試験内容となっていることがうかがえます。

詳しくは、日本貿易実務検定協会公式サイトの試験についてをご確認ください。
http://www.boujitsu.com/boujitsu/boujitsu_detail_each.html

貿易実務検定試験の難易度

 日本貿易実務検定協会によると、累計受験者数(2014年7月時点)が最も多いC級の合格率は53.42%です。実施回によっては合格率が6割を超えることもあり、受験者のおよそ半数以上は合格しています。B級の合格率は39.72%、準A級は32.58%となっており、合格率は3〜4割程度。もっとも難易度の高いA級は、累計合格率が7.70%です。
 貿易実務検定試験は、自分のレベルに応じた級から受験できることが特長です。着実にステップアップできる試験を通して、業務に役立つレベルの貿易実務能力を身につけていきましょう。

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