TOEICの点数・・・点数によってどれくらいレベルの差があるの?
TOEICは非英語圏を対象に行われる国際コミュニケーション英語能力開発テストで、国民の英会話能力を指標化する手段にもなっています。テストの点数ごとに具体的な到達度が定められており、企業が就職希望者を見定める際の目安にも利用されています。
スコアごとの到達度を把握していれば教材選びにも生かせますしモチベーションの維持にもつながるので、参考程度に把握しておきましょう。
400〜495点:「看板だけでどんな店か判断することができる」
500〜595点:「公共交通機関の時刻表を理解できる」
600〜695点:「簡単なメモを理解できる。ゆっくり話してもらえば、目的地までの順路を理解できる」
700〜795点:「社内文書や通達を理解でき、自分の仕事に関連した日常業務のHow toを理解できる」
800〜895点:「英語で記載されているWebサイトから情報収集でき、トラブルに関する議論の内容が理解できる」
900〜990点:「高度な専門書を読んで理解できる。英語で会話されている出来事・事件についての議論を理解することができる」
とされています。この目安が提示されたのは2011年ですので、現在においてはまた少し認識が変わっているかもしれません。
詳しくは、TOEIC公式サイトをご確認ください。
http://www.toeic.or.jp/
一般企業(新入社員):465〜670点
中途採用:610〜815点
海外赴任:605〜785点
技術部門:520〜715点
営業部門:535〜765点
国際部門:660点〜840点
が必須となります。
外資系や貿易企業になるとまたこの点数も上昇します。新入社員で英語能力が特に求められない企業であっても、先々のことを考えると最低600点を取得しているに越したことはありません。志が高く発展を目指している企業を受けるのであれば、最低点数として提示されている点数よりもさらに上回る点数を目標に掲げて望むのが確実です。
一旦は企業に勤めて、ゆくゆくは独立を考えている人なら特に語学能力は大切なスキルのひとつになります。
600という数字を新入社員の最低点として定めている企業はいまだ多いですが、近年では昇格にTOEIC700や800以上が必須になる企業も増えてきました。大手のなかには、新卒で850点を最低ラインに定めている企業もあります。これはビジネスのグローバル化が当たり前になっている昨今、さらに実務で活用できる英語スキルが必要とされていくことでしょう。
ある調査では、上場企業が求める英語力を測るテストとして7割がスピーキングテスト、6割がリスニングテストだと回答しています。まさにビジネスの現場で役立つコミュニケーション能力としての英語が必要とされていますが、一方でスピーキングやリスニングは苦手意識を持つ方も多く、どうやって克服するか悩んでいるという声も多く聞きます。しかし、大事なことは実践。以前と比べ、少人数制や目的別での英会話スクールなど充実してきています。
ぜひ自分に合ったやり方で、現場で活きる英語の経験値を積み上げてみてはいかがでしょうか。