実力も高い人気の“先生”に直撃!英会話教室“イケメン講師”ファイル#03

コペル英会話教室 イムラン・スィディキ先生

  • 写真:草刈雅之

 脱サラして、2003年に「コペル英会話教室」を開校。生徒さんたちのモチベーションを上げる授業が人気を集めているイムラン先生は“英語を教えることが天職”だと感じたとか。「日本人の生徒はシャイな人が多い」と語る彼に、初心者でも挫折しない“英語勉強法”を教えてもらった。

生徒のレベルアップがやりがいに

  • 写真:草刈雅之

――イムラン先生は日本生まれの日本育ちですが、どうやって英語を学びましたか?

イムラン:家庭では日本語を使うことが多かったのですが、幼稚園からインターナショナルスクールに通っていたので、英語は自然に身に付きました。

――英会話を教えようと思ったきっかけは?

イムラン:上智大学の比較文学部(現・国際教養学部)に入学し、卒業後に大学院に進学しました。そこで、大学院の授業料を自分で稼ぎたいと考えていたところ、かつて通っていたインターナショナルスクールの先生が英会話スクールを開校することを知り、そこで講師を務めることになりました。その後、他の2カ所の英会話スクールでも教え始めました。

――実際に教えてみた感想は?

イムラン:その当時、15年前は外国人の英会話の先生といえば日本語が話せない教師が主流だったのですが、僕は日本語もネイティブ同然に分かる。だいたい、日本語を理解していない教師が、初心者に英語を教えるなんて無理です。そう思って、日本語で説明しつつ英語を教えてみると、「今まで5年間、英会話学校に通っても分からなかったことが、5分で分かりました」といった声がたくさん寄せられ、すごくうれしくなりました。実際に生徒さんのレベルアップが見えると、やはり、やりがいを感じますからね。

――大学院を卒業して一般企業に就職した後、2003年に「コペル英会話教室」を設立し、長年、英語教師として日本人に接してきていかがですか?

イムラン:日本人は精神的な壁がとても大きいですね。あと、英語に関する勘違いも多いように感じます。単に英語表現を勘違いしている場合もあれば、勉強方法が間違っている場合もある。

――勉強法ですか?

イムラン:初心者でも、“まずは英語に触れていれば何とかなる”という風潮がありますよね。そもそもそこから間違っていると思います。また、話すことに関しても、“恥ずかしい”とか、“間違えたらどうしよう”とか思う人が多いですね。そういう人に僕は、「英語圏では話さない方が恥ずかしいこと。大人が、『お名前は?』と聞かれて子どもみたいにもじもじするなんて気持ち悪いでしょ」と言っています。

――確かに。あとは「フリートークで何を話していいか分からない」という声も多いですが?

イムラン:そういう人が多いので、コペル英会話教室では、“何”を、“どうやって”話せばいいか、から具体的に教えます。例えば「週末どうでしたか?」と聞かれたら、まずは「良かったです」とか「悪かったです」と答える。そうしたら、「何が良かったのか?」「何が悪かったのか?」と続く。「映画を見た」けど、「どうして悪かったのか」というふうに、“What”や“Why”を付け足していけば会話になっていくというところまで掘り下げて説明します。それが実践できればしゃべれないはずはない。それから、「答え方は分かったけれど、文の作り方が分からない」という人には、文の構成自体を教えます。そうすると、誰でも基本的なことは話せるようになりますよ。

結果を求めすぎないことが大事

  • 写真:草刈雅之

――では、先生から見て英語を学ぶ日本人の長所と短所は?

イムラン:長所は、中学校・高校で英語を学んでいるので、単語がだいたい分かっていること。「car=車」から教えないといけないレベルだと大変ですからね。単語を知っていれば、あとは組み合わせて文を作っていけるので楽なんです。短所は、やはり、進んで話さないことでしょうか。英語圏の人たちからすると、単なる「もの静かな人」に見えてしまうので。

――挫折してしまう人へのアドバイスは?

イムラン:“これだけ勉強したんだから、これだけ話せなければいけない”という目標を自分に課している人が多いのですが、そうすると“十分な成果が出ていない”と思ってしまう。よく、うちの教室に通い始めて3カ月くらいたった生徒さんから「上達しないんですが、どうしたらいいですか?」と相談を受けますが、教える側からすると「3カ月前は、もっとできなかったでしょ」という感じ。でも、今は受け答えもできて、週末の話題なども話せて、すごく上達しているのに、本人は全くそのことを自覚していないんですね。さらに半年くらいたって「相手の言うことが分かるようになったけど、自分の言いたいことが言えないんです」と相談してくる。でも、そういう人が入会時に希望するのは「1年で、相手の言っていることを理解したい」ということなんですよね。目標は半年でクリアしているのに、本人は全然上達していないと感じる。

――確かに。では、どうすればいいのでしょう?

イムラン:教師から見ると、最初は0だったのが5ぐらいまで来ているのだから、上達していないわけがないんです。結果を求めすぎてしまうと、挫折しやすいかもしれませんね。一生懸命に学習している人は、無意識のうちに自身の目標レベルを上げてしまう傾向があります。だから、うちの教室では生徒さんのモチベーションが下がった時に僕を含めて全ての講師に秘密裏に相談できるシステムがあります。個別に相談してもらえると、今後の目標や現状の学習の課題に加えて、当初のレベルと比べた現在のレベルの話もできるので、上達しているのを先生との会話の中で確認できるわけです。

――つまりは、1人で悩まないことですね。

イムラン:そうです。教室を辞める人のほとんどは、1人で悩んで挫折してしまうのです。僕らとしては「言ってくれればいいのに」って思っています。そうすれば、いかに上達しているかも説明できるし、次の目標も一緒に立てられて、モチベーションも保てますよ。

――生徒にお勧めの映画やドラマは?

イムラン:男性向けは、ドラマ『ビリオンズ』(ウォール街を舞台にしたアメリカのドラマ)なんかがいいかな。最初はちょっと難しいかもしれないけれど、ストーリーが間延びせず進んで行くので面白いです。女性の生徒さんは、結構『メンタリスト』(人の心の動きを読み取る“メンタリスト”と呼ばれる犯罪コンサルタントが活躍するアメリカのドラマ)を見て勉強している人が多いようです。皆さんはリスニングの勉強のためと思って見ているようですが、それよりも、出てきた表現を「使ってみよう」とピックアップする方が大事です。正確な意味は分からなくてもいいので、「これ、なんだろう?」と思いながらも、その表現を使ってみてください。まずは日本語字幕で見て、おおかたの内容を頭に入れて、次に英語字幕で表現のチェックをしていくのがお勧めです。最初からリスニングを目的に字幕なしで見ると、すぐ「わからない!」となって挫折しがちですから。繰り返し英語字幕をチェックするといいですよ。
【文/金子裕子 校閲/株式会社ぷれす】
〜Information〜
『これを読むまで英語はあきらめないでください!』(大和書房)イムラン・スィディキ著


【FILE#03】

会社名

株式会社コペル・インターナショナル(コペル英会話)

お名前

イムラン・スィディキ

ニックネーム

イムラン

身長

172cm

体重

66kg

年齢

40歳

出身国

パキスタン/日本

来日歴

40年

来日のきっかけ

たまたま日本で生まれたから

教師歴

17年

現在のスクールでの教師歴

14年

好きな映画

『Good Will Hunting』(グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち)

好きなアーティスト

Pitbull(ピットブル)、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)

好きな日本食

イカの刺身

好きな日本人

中山美穂

座右の銘

英語:Where there’s a will, there’s a way
日本語意味:意志があるところに道は開ける

私の授業、ココが人気

文法や単語の使い方を日本人が理解しやすいように教えるのが得意です。日本人はなぜ英語が苦手なのかを熟知しています。また、モチベーションを上げるコーチングの資格も取得しました。

生徒さんからの推薦コメント

英語学習のモチベーションを保つのに、次々と楽しい課題や授業内容を繰り出してくれます。生徒の好奇心を刺激しながら、楽しく英語をスキルアップしてくれる先生です。私は先生のおかげで、半年でTOEICのリスニングスコアが450点を越えました
(50代女性:スクール通学歴6カ月)

とにかく授業が楽しく気さくな先生です。生徒のレベルに合わせて、その人が話せる最大限を引き出そうとしてくれるので、緊張して話せないということが全くない。質問に対する返答も、単に文法的に説明するのではなく、どうしたら伝わりやすいかという観点から答えてくれて、理解しやすいです
(30代女性:スクール通学歴1年)

※掲載内容は2017年7月26日時点のものです。講師の在籍状況等は予告なく変更する場合がございます。