Q.中学生が受けられるTOEICテストがあると聞いたのですが?

中学生の子どもにいきなりTOEIC受験は難しいと思うので、中学生でも受けられるTOEICテストがあれば教えてください。
【A】TOEIC Bridgeは、初級・中級英語学習者向けのテストです

 TOEIC Bridgeは、初・中級レベルの英語能力を測定するため、TOEICの特長を生かして設計されたテストです。TOEICよりも試験の時間が短く、難易度も低く、内容も身近な日常英会話になっています。また、TOEICテストよりもリスニングスピードがゆっくりしているのも特徴です。そのため、中学生には、初・中級英語学習者向けTOEIC Bridgeテストの受験をお勧めします。

【試験内容】
リスニングセクション(25分間/50問)
Part1:写真描写問題(15問)
Part2:応答問題(20問)
Part3:会話問題(15問)
リーディングセクション(35分間/50問)
Part4:文法・語彙問題(30問)
Part5:読解問題(20問)

 TOEIC Bridgeの最大の特徴は、リスニング、リーディング、トータルスコアの他にカテゴリーごとに1〜3で評価が提示される「サブスコア」がでることです。5つのカテゴリーについて3段階の評価がつきます。

【カテゴリー】
Functions(言葉のはたらき)、Listening Strategies(聞く技術)、Reading Strategies(読む技術)、Vocabulary(語彙)、Grammar(文法)

 サブスコアでは、何が苦手で、今後どの分野を中心に勉強する必要があるのかを確認することができます。中学生など英語初級者の学習者が、得意分野を伸ばしモチベーションを保つのに役立てることができますね。

 TOEIC Bridgeで150点(高校3年レベル)がとれたら、TOEICへと移行しましょう。
One more アドバイス
実は、TOEICテストも子どもの受験が可能です。11歳未満の子どもが受験を希望する場合には、保護者が申し込み前に協会へ問い合わせをすれば、受験のサポートもするとのこと。ただし、ビジネス英語が多いので、そのあたりを理解できなければ、英語力が高くてもその実力がスコアに反映されないこともあります。まずはTOEIC Bridgeで高スコアを獲得することで達成感を味わうことが大切です。
>英語の検定試験は受けたほうがいい?
>TOEICでスコア600を取るには、何時間ぐらいの勉強が必要?
【文・取材/寺本亜紀】
ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。
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