Q.TOEICを受験するのですが「リスニング攻略」にコツは?
TOEICは、リスニング100問(45分間)、リーディング100問(75分間)の200問を合計2時間で答えるマークシート方式のテストです。リスニングセクションの配点が半分を占めるので、リスニングを苦手とする日本人の場合、リスニングセクションをいかに攻略できるかが高得点を取るカギになります。そのためにも、まずはテスト形式を把握しておきましょう。
▼リスニングセクションの構成
会話やナレーションの放送を聞いて設問に解答していきます。
Part1:写真描写問題 10問
1枚の写真についての短い4つの説明文を放送。写真について正しい説明文を選び解答用紙にマークします。
Part2:応答問題 30問
1つの質問(文章)とそれに対する3つの答えを放送。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークします。
Part3:会話問題 30問
2人の人物による会話を放送。問題用紙の3つの設問と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークします。
Part4:説明文問題 30問
アナウンスやナレーションのようなミニトークを放送。問題用紙の3つの設問と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークします。
▼スコアアップの簡単なコツ
【その1】
写真についての説明のなかから、消去法で最も適切な答えを選ぶことも必要になってきます。また、現在進行形や受動態などに気を付けて聞き取りましょう。
【その2】
疑問詞から始まる質問文の場合は、文頭がWhoなのか、Whenなのか5W1Hを意識して聞き取りましょう。
【その3&4】
初めてのテストでは、解答の選択肢まで読めないことが多いと思うので、少なくとも印刷されている設問だけでも先に読んでおきましょう。
各設問の放送は1度のみです。解答に迷っているあいだに次の問題の音声が流れ始めてしまいます。リスニングでは聞き返すことができないため、悩む時間はあまりありません。わからない場合には、切り替えて次のリスニングに集中することが最大のコツかもしれません。
TOEICテストの場合、音声教材や映画などで英語を聞き流しているだけではリスニングの得点力アップに生かされません。テストを受験する前に公式問題集などで模擬テストを行ってリスニングセクションの形式に慣れることが何より大切です。
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ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。