Q.親子留学をする際の注意点はありますか?
親子留学では、現地の園や学校、ホームステイ先でも「英語イマージョン」(英語に浸る生活)という貴重な体験を過ごすことができます。それでも、幼い子どもを連れて行く場合には、親が細心の注意を払う必要があります。そこで今回は最低限の注意点をいくつか挙げてみます。
▼渡航前に日本の保育園・幼稚園、プリスクール、小学校などで親と離れて行動し、英語環境に慣れておく
日本の園や学校生活に慣れている子どもでも、日本語が通じない海外では親と離れることに対して不安を覚えます。事前に英語環境に慣れてから親子留学をしましょう。
▼親は現地で対応するために、ある程度の英会話力を身につけておく
現地で子どもの体調が悪くなり、病院で受診や入院、手術といった不測の事態も起こりえます。その際は、基本的には親が現地の医師や看護師の説明を聞いて、治療について質問、判断をしなければなりません。そのためにも、子どもの既往症などについて、親が英語で説明できるようにしておきましょう。
▼ホストファミリーに過度な期待をしない
ホームステイ先のホストファミリーが英語のネイティブスピーカーとは限りません。もちろん好意的に迎え入れてくれるホストファミリーも多いですが、ビジネスとして受け入れているホストファミリーがいることも理解して、過度な期待はしないようにしましょう。
▼ランチスタイルに慣れておく
ランチやスナックを持参する場合、サンドイッチやホットドッグが多くなります。日本のお弁当スタイルに慣れている子どもはランチスタイルに馴染めず食欲が落ちてしまうかもしれません。出発前に欧米型のランチメニューも少しずつ取り入れて慣れておきましょう。
環境が変わったり、水や衛生面が違ったりすると、それだけで小さな子どもは体調を崩すことがあります。英語に自信がない場合には、医療通訳のサービスがついている日本の保険に加入しておくと安心です。
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ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。