Q.小学校の英語授業で、私立と公立の違いはどんな点?
少子化に伴い公立の小学校・中学校の数は年々減少していますが、私立は毎年新しい学校が増え続けており、私立校の人気が伺えます。そこには、小学校から中学校、高等学校へと一貫した方針をもとに教育を行う、私学ならではの特色も後押ししているのかもしれませんね。ここでは、私立小学校の英語授業で身に付くメリットをみていきましょう。
私立の小学校では、英語教育に力を入れている学校も多く、外国人教師による英語授業が行なわれたり、中学や高校の教師が授業の一部を受け持ったり、一貫した英語教育を受けることができます。中学英語へとつなげるために高学年からライティングやリーディングなど本格的な英語授業を設けている学校もあります。
外部の私立や国立の中学受験を志望する児童もいますが、一貫教育の私立中学では、英検3級以上などを入学条件にしている学校もあります。また、英検などの資格試験を有していると合格判定で優先されたり、内申点に加算されたりと優遇措置がある学校もあります。そういった点でも私立小学校でしっかりした英語教育を受けられるのは大きな利点といえます。
英語のコミュニケーション能力の育成に力をいれて、海外の文化や国際理解まで授業に取り入れている小学校、小学1年生から週5時間の英語授業を実施している学校など、各私立小学校の教育方針をもとに英語教育を進めています。それぞれ特色ある英語教育をしているので学校見学や説明会の機会にカリキュラムを確認しましょう。
同志社国際学院初等部のように、6年間を通してすべての授業の55%を英語で、残りの45%を日本語で実施するような英語教育プログラムを開発、実践する小学校もあり、こちらも注目を高めているようです。
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ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。