Q.英語圏の取引先、初対面の相手との握手について教えてください
欧米の取引先との初対面では、相手の目を見て(アイ・コンタクト)、微笑みながら右手で握手を交わします。それから、名刺交換を行うのが一般的です。ただ、英語圏出身の方でも日本で長くビジネスをしている方はまず名刺交換をして握手をする方もいます。
▼自分から握手を求めることがNGの場合
相手が自分の肩書きよりも上となる場合、また相手が女性の場合には、自分からは握手を求めてはいけません。相手が手を差し伸べてきたら、そこで握手を交わして挨拶をします。
▼握手の強さは・・・?
次に問題になるのが握手の強さ。握力テスト並に力強く握るといった話も聞きますが、基本は、弱すぎず強すぎずがベターだと思います。握手の強さが弱すぎるとやる気がなく頼りない印象を、握り方が強すぎると攻撃的な印象を相手に与えることになるからです。
一番無難なのは相手が握ってくる力にあわせること。ただ、女性が相手の場合には少し軽めに握るようにしましょう。
たかが握手、されど握手。奥深いですね。握手をしながら、 “Pleased to meet you.”や“Nice to meet you.” (お会いできて光栄です)とご挨拶ができれば、初対面のビジネスマナーは完璧です。
映画やドラマのような「ハグ」や「両頬へのキス」は、アメリカのビジネスシーンではほとんど行われません。特に初対面の異性の相手に「ハグ」や「両頬へのキス」をすると相手が不快に感じることもあるので注意が必要です。
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ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)。英文科卒業。
小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。