2016年12月30日 11時10分

危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスが語る フィリピン留学が“超初心者向け”な理由

『フィリピン英語留学 潜入DVDブック』の著者を務めた丸山ゴンザレス (C)oricon ME inc. [拡大する]

『フィリピン英語留学 潜入DVDブック』の著者を務めた丸山ゴンザレス (C)oricon ME inc.

 丸山ゴンザレス氏の最新刊『フィリピン英語留学 潜入DVDブック』(ガイドワークス)が今月発売された。丸山氏といえば、TBS系伝聞型紀行バラエティー『クレイジージャーニー』(毎週木曜 深0:10)でお馴染みの、危険地帯ジャーナリストである。今回の本書のタイトルにも“潜入”とある通り、ただの留学ガイドブックではなさそうだ。そこで、本書の企画意図やフィリピン留学の特徴、最新の留学事情について伺った。

――海外の危険地帯を回るジャーナリストでありながら、なぜ留学ガイドブックを出版しようと思ったのですか?

丸山ゴンザレス(以下、丸山) 僕は何度かフィリピン留学へ行っているんですが、その話をすると「なぜフィリピンを選んだのか?」「どんな留学生活なのか?」という質問を多く受けたのがきっかけです。いろんな人に“フィリピン留学のイメージが湧かない”と言われたので、映像で留学の実態を伝えられないかと考えました。友人でもある語学学校の松本文夫さん(本書の解説者)にこの話をしたところ、松本さんもガイドワークスの編集長に留学本の制作を打診していたんです。さらに、僕とよく一緒に海外へ取材に行っているカメラマンの岸田浩和さんが、撮影から編集までやってくれると言ってくれて。制作陣が上手く揃ったところで、企画が動き出しました。あとは、私が取材してきたことで「フィリピン=危ない」のイメージが強まった可能性もあるので、その罪滅ぼしっていう意識も少なからず……いや、もしそうなら、本気で申し訳ないなと。

――映像にこだわったのは、どのような意図があるのでしょうか?

丸山 自分でフィリピン英語留学を経験してみて思ったのですが、留学の実態は、本の字面だけでは伝わらないと思っています。また、留学のメリットばかりを提示するのは、いかがなものかと。“フィリピン留学にメリットがある”と感じる判断は、視聴者(読者)に任せたいと思いました。事実を知っているのと、実際に見るのではまったく違います。デメリットだと思っている人も、リアルな現場を見ることで、メリットと感じるケースもあるので、それを映像で見せたかったんです。

――フィリピン留学は “超初心者向け”だとお聞きしました。

丸山 フィリピン留学は、失敗のダメージが少ないという特徴があります。たとえば、アメリカに行ったとき「coffee(コーヒー)」の発音が違うだけで上手く伝わらず、相手に「What?(どういう意味?)」と聞かれて混乱してしまう。そういった失敗を繰り返していくと、自分の英語に自信がなくなり、心が折れてしまいます。一方フィリピン人の場合、“コーヒーって言ったの?”と聞き返してくれるんです。それを含めて、英語に挑戦しやすい環境が整っていると思います。

――初心者でも失敗を恐れず、積極的に英語を話せるのが、フィリピン留学の魅力なのですね。

丸山 私の認識ではフィリピン英語留学というよりも「英語トレーニング」なんです。英会話合宿って言ったほうがいいかな。それぐらい気軽なものなんです。そう考えておけば、多少は失敗したっていいじゃないですか。あとは、欧米系と比べて留学予算が安価なのも、魅力のひとつですね。1ヶ月で大体15〜30万円程度。この金額を安い、高いと捉えるかはその人次第ですが、この金額で人生が大きく変わることも当然あります。始めるには遅すぎることはないので、“未来の自分にどう投資するか”を考えてみたらいいと思いますね。留学コンプレックスを抱える人も多いなか、後悔のないようにできるという意味で、フィリピンは一番オススメしたい場所。留学へのハードルが低い今、いろんなことにチャレンジしてみるのもいいと思います。

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