2016年10月12日 08時20分

ビジネスに役立つ【英語知識】 「make」を使った正しいフレーズは?

ビジネスシーンで絶対に間違えたくない「make」のフレーズを確認しておこう [拡大する]

ビジネスシーンで絶対に間違えたくない「make」のフレーズを確認しておこう

 英語では、動詞と前置詞を組み合わせると「句動詞」になる。前置詞を変えるだけで、まったく意味が異なるのが句動詞の特徴であり、1つの動詞のように機能する定型のフレーズだ。使われる動詞は、「make」「have」「give」など、誰もが知っている単語が多い。今回は、そのなかでも使い方に注意したい「make」を取り上げる。さっそく 例文をみていこう。

<例文1>
Regarding the small prints of the package label, I was asked if I could make out the details with Tomoko.
(パッケージラベルの小さな記載に関して、トモコさんと詳細を確認できるか聞かれました)

<例文2>
Regarding the small prints of the package label, I was asked if I could make out with Tomoko.
(パッケージのラベルの小さな記載に関して、トモコさんとイチャイチャできるか聞かれました)

 この場合、正しいのは例文1。例文2では、言いたい内容が伝わっておらず、恥ずかしい内容になっている。「make out」には、スラング的に「(性的に)イチャつく」の意味もあるのだ。

 例文1の「make out the details with Tomoko(トモコさんと詳細を確認する)」から「the details」をとってしまうと、「make out with Tomoko(トモコさんとイチャつく)」となってしまう。ビジネスでは、「詳細」や「細かいことを確認・認識する」という意味の「the details」は使うことが多いため、「make out the details」はひとくくりで覚えておくとよい。

 簡単な動詞といえども、組み合わせる前置詞を間違えると、意図しないニュアンスを持たせてしまう。「なんとなく、この前置詞だった気がする」とうろ覚えなときは、一度、辞書で確認してから使うようにしたい。

(記事/柏野裕美)

>>グローバルビジネスに役立つ! “習得の満足度”で選ばれた【英会話スクール】

>>ビジネスに役立つ【英語知識】 言いにくい内容に添えるフレーズ

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。