2016年09月19日 08時20分

「the big apple」=「ニューヨーク」 “果実”を使ったイディオム紹介

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直訳では通じない!? 果実を使った便利なイディオムとは?

 英語には、本来の意味と異なるイディオムが存在する。例えば、「a piece of cake」を直訳すると「ひと切れのケーキ」だが、会話の内容によっては「簡単、楽勝」といった意味で使われる。こうしたイディオムを覚えておけば、ネイティブスピーカーとの会話をより楽しめるはずだ。今回は、数あるイディオムのなかでも「apple」を中心に、果実を使った英語フレーズを紹介していこう。

■apple
・apple-polisher/polish the apple
ごますり、機嫌をとる

<例文>
Everybody knows that he is an apple-polisher.
(誰もが、彼が機嫌とりであることを知っている)

・the big apple
ビッグアップル(米ニューヨーク市のニックネーム)

<例文>
New York is called the Big Apple.
(ニューヨークはビッグアップルと呼ばれている)

・the apple of one’s eye
大切なもの、かけがえのないもの

<例文>
My grandchild is the apple of my eye.
(孫はかけがえのないものです)

・apples and oranges
比較できない、統一性がない

<例文>
It’s apples and oranges.
(それは比較できないよ)

・as american as apple pie
極めてアメリカ的な、アメリカ風の

<例文>
Country music is as American as apple pie.
(カントリーミュージックはアメリカの典型的な音楽だ)

・in apple-pie order
きちんと整理されている

<例文>
Please put everything in apple-pie order before you leave
(きちんと整理して部屋を出るようにしてください)

 続いて、「apple」以外の果実を使ったイディオムを紹介していく。

■banana
・going bananas
頭がおかしくなる、熱狂する

■lemon
・to buy a lemon(car)
欠陥品(車)を購入する

■peach
・peaches-and-cream
血色が良く健康的な

■cherry
・cherry-pick
良いところだけをつまみ食いする

■plum
・a plum job
割のいい仕事

■grape
・sour grapes
負け惜しみ

 ちなみに「sour grapes」は、イソップ物語の「キツネとブドウ」が由来で、ブドウを取れなかったキツネが「あのブドウはきっと酸っぱい」と負け惜しみを言って去ったことから、このフレーズが生まれたといわれている。

 俗語として使われている表現も多く、国によっては意味が異なるので、今回紹介したフレーズはビジネスではない場面で使うことをオススメする。

【文/寺本 亜紀】

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