2016年05月17日 07時30分
ビジネスに役立つ【英語知識】 会話を遮る時の便利なフレーズ
ミーティングなどで相手の会話を遮る時に使える英語表現を紹介する
海外の取引先や同僚との打ち合わせは、電話会議やスカイプなどの普及で行いやすくなった。リアルタイムで会話ができるので、意思決定もスムーズにできる。
とはいえ、同じ場所にいるわけではないので、話し始めるタイミングはしっかり自分で作っていく必要もあるだろう。そこで今回は、会話を遮る時に使える表現を紹介する。
<<例文>>
This is Tanaka. If I may interrupt, let me add few points regarding what David said.
<<訳>>
田中です。話を遮ってしまいますが、ディビッドが言った事に付け加えさせてください。
<<例文>>
I’m sorry to interrupt, this is Tanaka, but let me explain my point.
<<訳>>
話を遮って申しわけありません。田中ですが、私の要点を説明させてください。
電話の場合、顔が見えないので、話をしている自分が誰かを伝える必要がある。また、「If I may interrupt」や「I’m sorry to interrupt」はよく使われるが、会話中だとなかなか遮ることができないこともある。そんな時は「If I may」を繰り返すといい。
「If I may…, If I may interrupt ?」と言うことによって、誰かが何かを言いたいようだというのが電話の向こうに伝わり、話しやすい環境を作れるからだ。
自分がボスの立場であれば、「If I may」といった断りを入れず、「This is John. Let me add few points.」と唐突に話し始めても問題はないが、そうでない限りは、断りの言葉をきちんと伝えることがベターだろう。
顔の見えないコミュニケーションは、印象が大事なので、アグレッシブに会話に割って入る時こそ、礼儀正しく振る舞えるよう意識しよう。
また、 特に発言する必要はなくても出席だけはしておきたい電話会議がある。そんな時は、会議が始まる前に発言しない事を伝えておくと、余計な誤解が生まれないで済むだろう。ちなみに、発言をしない間は、電話のマイクはミュートにしておこう。
<<例文>>
Hello, this is Hidemi. I will be mainly listening to the discussion so that I can understand what is coming down the pike.
<<訳>>
ヒデミです。私はこの先に起こる事を理解するために会話を聞こうと思います。
「what is coming down the pike」は、これから登場するもの、起ることを意味するが、くだけた表現になるので、より正式な会議では 「 where we are heading」 のほうが適している。
複数名で行われる電話会議では、なぜこの人は参加したのだろうかと疑問に思われることがある。たとえ発言しなくても、参加する理由があってのことだとわかってもらえるようにしよう。
(記事/柏野裕美)
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