2016年04月20日 08時30分
ビジネスに役立つ【英語知識】 フォーマルな「ありがとう」で違いを作ろう!
「ありがとう」とフォーマルな伝え方をするには、どのような言い回しがいい?
「ありがとう」の伝え方は、日本語でも相手やシチュエーションによっても変わってくる。よりフォーマルなコミュニケーションでは、「appreciate」(感謝する)を使うことが多い。「thank you」の代わりに使うこともあれば、添えることもある。実際の例文で紹介していこう。
<例文>I would appreciate if you could meet with us for dinner next week.
<訳>来週、私どもとのディナーでお会いできると、とてもありがたいです。
<例文>Thank you for meeting with us yesterday. I appreciate your thoughts that you shared during our meeting.
<訳>昨日はお会いいただき、ありがとうございました。ミーティング中にお考えを共有いただいたことに感謝申し上げます。
「I would appreciate if 〜」と「I appreciate 〜」の違いは、前者は相手に何かをしてもらうためのリードインとして使う表現で、丁寧な依頼表現として使うことが多い。一方、後者は何かをしてもらったことへの感謝を示す時に使うことが主で、「appreciate」の使い方として両方とも覚えておきたい。
また、「appreciate」は「thank」と意味はほぼ同じだが、会話の中で第三者に対する感謝を述べる時には「appreciate」を使っても、「thank」はあまり使わない。スピーチなどで、「We thank him for 〜.」ということはあっても、日常の会話では「appreciate」の方が自然だ。 「thank」を使う時は「thank you」と言うように、直接相手に感謝を伝える時が適切といえる。
<例文>I appreciate what he has done for us.
<訳>わたしは彼が私たちにしてくれたことを(認識しており)感謝しています。
<例文>We appreciate him for what he has done for us.
<訳>我々は彼がしてくれたことに対して感謝しています。
<例文>Thank you for what you have done for us.
<訳>あなたが私たちにしてくれたことに感謝しています。
このほか、上司から部下、クライアントからベンダーに対して、感謝の気持ちを表す時に褒め言葉を使うこともある。
<例文>This is excellent. / Excellent work.
<訳>これは素晴らしい/ 素晴らしい出来だ。
<例文>I like your idea. Let’s move this forward.
<訳>あなたのアイデアを気に入りました。これで進めましょう。
<例文>I am very glad that you are on my team.
<訳>あなたがチームメンバーで本当に良かったです。
<例文>I appreciate your contributions.
<訳>あなたの貢献に感謝しています。
感謝の気持ちをいかに伝えるかは実に様々。 相手には感謝の言葉を気持ち良く受けてもらえるよう意識したい。
(記事/柏野裕美)
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