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2015年12月18日 08時10分

イギリスとフランスで違うテーブルマナーをクリスマス前におさらい

意外と知らない…フランス式とイギリス式の「テーブルマナー」の違いとは? [拡大する]

意外と知らない…フランス式とイギリス式の「テーブルマナー」の違いとは?

 もうすぐ年に一度のクリスマス。街の雰囲気も一変する大イベントとあって、いつもより豪華なレストランでディナーを予定している人もいるだろう。せっかく素敵な雰囲気で食事をするのであれば、最低限のテーブルマナーは身に付けておきたいものだ。

 実はテーブルマナーには、フランス式とイギリス式の2種類あるのをご存じだろうか。日本ではこの2つのテーブルマナーが混同されているため、この事実を知っている人は少ない。今回は、それぞれの違いを踏まえつつ、テーブルマナーをおさらいしていこう。

■フォークを持つ手
【フランス式】
 基本は、左手にフォーク、右手にナイフ。これはフランス式もイギリス式も同じだが、ナイフで料理をカットした後にフォークで口に運ぶ時は、フランス式ではナイフを皿の上方に置き、フォークを右手に持ち替えて食べる。

【イギリス式】
 イギリス式の場合は、フォークを持ち変えずに、最後まで左手にはフォーク、右手にはナイフだ。日本では、ライスを食べる時にナイフで集めてフォークの背に乗せて食べることがあるが、これはイギリス式の正式なテーブルマナーの一つ。

■フォークの使い方
【フランス式】
 フォークで刺しづらい料理を食べる時は、フォークの腹(くぼんだ部分)に乗せて食べる。

【イギリス式】
 イギリス式の場合は、フォークの背に乗せて食べる。上流階級のイギリス人は、フォークの腹に食べ物を乗せたり、フォークの突き刺す刃の部分を上に向けるのを嫌う。特に、魚料理などは突き刺さずにフォークの背に乗せて上手く食べる。

■スープのすくい方
【フランス式】
 奥から手前にすくう。

【イギリス式】
 手前から奥にすくう。

 音を立てたり、息を吹きかけて冷ますのは、フランスでもイギリスでもマナー違反となるため注意したい。

■ナイフ・フォークを置く位置
【フランス式】
 食事中に手を休める際は、ナイフは4時の位置に、フォークは8時の位置に八の字にして置く。食べ終わったら、ナイフとフォークを揃えて3時の方向に置く。

【イギリス式】
 手を休める時はフランス式と同じだが、食べ終わった後は、6時の方向にナイフとフォークを揃えて置く。

■NGなテーブルマナー
 それぞれ微妙な違いがあるフランス式とイギリス式のテーブルマナーだが、最低限守らなければならない共通のNGマナーがある。それが以下の6項目だ。

1.ステーキを一度に全てカットしない
2.フォークやナイフを持ったまま、人を指ささない
3.ナイフの刃を人に向けて置いてはいけない
4.ナプキンは膝の上に乗せる。首からかけない
5.お手洗いに行く際は、ナプキンを椅子の上に置く
6.食べ終わったらナプキンはきれいにたたまずに置く

 ちなみに、ナプキンをテーブルの上に置いていいのは、食事前後のみ。食後にナプキンをきれいにたたんで置くと、美味しくなかったという意思表示にもなるので注意したい。

 同様に、どちらのマナーでも一番やってはいけないのが、「ナイフの刃を外側に向けて置くこと」。ナイフを使わない時は、刃は必ず自分の方に向けて置くようにしよう。

 フランス式あるいはイギリス式、どちらのマナーで食事をするにしても、それぞれのテーブルマナーの違いを知っているのといないのとでは大きく違う。楽しいイベントで恥をかかないためにも、最低限のマナーは正しく理解しておくといいだろう。

(記事/THE RYUGAKU)

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