2015年12月09日 08時00分

「カタカナ英語」の落とし穴! 発音違いで大きな誤解も…

日常で使ってしまいがちな「カタカナ英語」の落とし穴とは…? [拡大する]

日常で使ってしまいがちな「カタカナ英語」の落とし穴とは…?

 普段からよく使うカタカナ英語には、英会話で使われる頻度の高い単語も含まれる。そういう単語を英語で話す時にそのままカタカナ読みをしてしまうと意味が通じないばかりか、あまり英語を話せないという印象を与えてしまう。

 英会話教室に習いに行くと、発音を正されることの多い「キャリア」がその一つだ。

■職歴も運送業者・通信会社も保菌者も「キャリア」

 日本語で「キャリア」と呼ぶ単語には、職歴を意味する「career」と通信業者、運送業者、保菌者などを意味する「carrier」の2つがある。

 職歴や経歴で使うキャリアは、真ん中の「リ」にアクセントを置く。

 仕事で自己紹介をするときは、以下のように、どういうことをしてきたかなどキャリアについて語るのは基本だ。

<例文>
My work career is mainly in the fields of marketing and business development.

<和訳>
私の職歴はマーケティングと事業開発での経験が主です。

<例文>
My career includes 20 years of experiences in the education industry.

<和訳>
私の職歴は、教育業界において20年の経験を含みます。

 ここでよくある間違いは、「キャリア」の「キャ」にアクセントを置いてしまって、相手が「通信業者?」と一瞬考えてしまうこと。

 ありがちなのは次のような会話の流れだ。

A: My carrier background is mainly in the fields of marketing and business development.
(私の通信業者としての経歴は、主にマーケティングと事業開発での経験が主です)

B: ?

A: ?

B: Oh, you mean “your career”?
(あ、職歴ということですか?)

 このように、相手から「Do you mean??」と聞かれたら、何かを言い間違えている可能性が高いので、そういった失敗は都度見つけて直そう。

 余談だが、careerの発音に自信がない場合は、「job history」にすれば言いやすい。

 あともう一つ、間違えたくない発音に「アグリー」がある。「ア」にアクセントを置くと「醜い」となり、「リ」にアクセントを置くと「賛成する」になる。

 「You agree?」(あなたは賛成ですか?)と言いたいところを「You ugly?」(あなたは醜いですか?)と言い間違える人は意外と少なくない。(uglyは形容詞なので、正しくは「Are you ugly?」)

 簡単な英単語もうっかりと発音を間違えてしまうと恥ずかしい思いをすることになるので気をつけよう。

(記事/柏野裕美)

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