2015年11月13日 09時30分
【英語】受験者増加中の「IELTS」って何? 注目される理由も紹介!
TOEICなどの検定試験の一つ「IELTS」。年々受講者が増加しており注目を浴びている
最近では、大学受験に英語資格や検定試験を採用し、出願基準を設けている大学が増えている。出願基準とは、例えばTOEIC & TOEIC SW 790点、TOEFL iBT 57点、IELTS 4.0、GTEC CBT 1000点、TEAP 226点、実用英語技能検定 準1級などをいう。
大学受験に限らず、海外へ留学する際にも検定試験は必要になる。また、就職試験にも英語の検定試験などのスコアが高ければ有利になると言われている。そこで、今回はここ数年で受験者数が増えてきた「IELTS」について紹介していく。TOEFLと並んで、海外留学を希望する人の多くが受験しているテストだ。
■IELTSとは?
IELTS(International English Language Testing System:アイエルツ)は、イギリス、オーストラリア、カナダなどへ海外留学や海外移住の申請に必要なテストのひとつ。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドでは、ほとんどの高等教育機関で認められており、アメリカでもアイビー・リーグを含む3000以上の教育機関で採用されている。日本国内では、日本英語検定協会とブリティッシュ・カウンシルが共同で運営を行っている。
■年々増えている受験者数
IELTSの全世界の年間受験者数は、2009年度は約150万人、2014年度は約250万人となり、この5年間で約1.6倍増えている。IELTSは、日本での認知度はまだ低いが、それでも日本国内における受験者数は、2009年度の約7000人から2014年度には3万1000人となり、こちらは5年で約4倍増となっている。これから、ますます注目されるテストとなるのは間違いないだろう。
■IELTSとTOEFLの違いは?
TOEFLテスト(Test of English as a Foreign Language)は、アメリカのETS (Educational Testing Service)により開発された。一方、IELTSはケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTSオーストラリアの3団体で共同運営されている。そのため、TOEFLはアメリカ英語が多く、IELTSはイギリス英語をはじめとして、イギリス英語から派生したカナダやオーストラリアなどの英語が多いと言われている。いずれも全世界で採用されている。
■スピーキングテストの特徴とは?
IELTSは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのテストで構成。TOEFLのスピーキングテストは、コンピューターに向かうテスト形式だが、IELTSは面接官とのインタビュー形式だ。スピーキングをはじめとして、4分野すべての対策は必要だ。
シェーン英会話では、個人レッスンでIELTSの試験対策を行っている。ほかにもIELTS対策のコースを設けている英会話スクールはあるので、通いやすいエリアで探してみてはいかがだろう。
【文/寺本亜紀】
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