2015年08月20日 08時30分

“準備”こそ英語習得の近道!? 自分で作る「留学」のメリット6つ

英語習得の近道は留学前の“準備段階”から始まっている?! [拡大する]

英語習得の近道は留学前の“準備段階”から始まっている?!

 「留学はしたい。でも、手続きを自分でやるのは面倒!」と手っ取り早くすべてを専門業者にお願いしようと考えている人もいるだろう。だが、実はもうその時点で、留学で得られるメリットの一部を失っているといえる。英語習得の近道は、留学先に着いてからではなく、その前の準備段階から始まっているのだ。

■留学手続きはすべて自分でできる

 「留学の手続きは大変!」「外国語で手続きするのは不安!」「専門業者に依頼しないとできないのでは?」など、留学の手続きに関して、こうした考えを持つ人は実に多い。だが、実際は留学の手続きはすべて自分でできるのだ。

 よく考えてみてほしい。日本の高校・大学に願書を提出する時に、業者を利用するだろうか? 入試を突破するために塾に通うことはあっても、願書の提出のために専門業者を利用する人はいないはずだ。誰もが自分で願書を書き、学校に提出する。

 留学先の学校もこれと同様で、どの学校も専門業者を通さない個人の入学者をきちんと受け入れている。実際、留学専門業者が存在するのは日本くらいで、海外の学生のほとんどは、自分で学校を見つけて、自分で手続きをしている。

■自分で手続きする人は増加傾向

 ほんの10年程前までは、海外旅行に行こうと思ったら、旅行会社で航空チケットから滞在先の手配まで、すべてを旅行会社に任せるのが一般的だった。

 だが、インターネットが主流となった今では、ネットで情報を調べ、自分で旅行プランを作り、航空チケットや滞在先すべてを自ら手配する人がどんどん増えている。

 留学も同様で、ネットで情報を集め、行きたい学校・プランを決めて手続きをする人が増えてきている。

■自分で手続きをするメリット「6つ」

【1】留学のイメージが明確になる

 人にすべてをやってもらうと、必然的に「自分が留学する」という当事者意識が薄れてしまう。

 自分が行く学校がどんな学校で、どんな都市にあるのか、どうして自分はその国に行こうと決めたのか…など、自分で調べて納得しながら留学準備を進めることで、留学後の生活のイメージが徐々に湧いてくるもの。この下準備こそが、スムーズな留学生活のスタートに繋がる。

【2】英語の練習になる

 自分で手続きをすることは、留学先の学校と英語でやり取りをし、学校への申込み手続きも英語で行うことになる。一見面倒な作業だが、これは留学前に英語を練習する絶好の機会ともいえるのだ。留学前にできるだけ英語に触れておくことで、ホストファミリーとの対面、学校初日の自己紹介などにも戸惑うことなく、積極的に英語を使ってみようと思えるようになる。

【3】学校の対応を確認できる

 留学専門業者を通すことで、学校とやり取りしなくて済むし、安心と思う気持ちもあるだろう。確かに、専門業者を利用した場合は、留学生が事前に学校と直接やり取りすることは一切ない。

 だが、裏を返せば、自分が一切やり取りしていない学校に、第三者を介して、留学費用のすべてを支払うということでもある。

 例え数週間の短い留学でも、留学にはそれなりの費用が掛かる。大金を支払うからこそ、直接学校とやり取りをして、学校の対応を肌で確認すべき。学校の対応は、留学先を決める判断基準にもなるからだ。

【4】自分に適した留学計画ができる

 旅行会社は旅行に関する知識をたくさん持っているが、手配できる範囲には限りがある。自分の行きたい場所ややりたいことを最優先させようと思うなら、自分で手配した方が当然、自由度が高い旅行ができる。

 留学もそれと同様で、自分で情報を集めて、学びたいことと学校を追求することで、留学専門業者では提案・対応しきれない留学プランを作ることもできるのだ。

【5】費用を抑えられる

 留学専門業者を利用すると、学校や航空券の手配代行のほかに、留学前後のサポートが付いてくる場合が多く、その分の費用がかかる。それを望んでいるのなら構わないが、「留学前後のサポートはいらないから、できるだけ費用を抑えたい」と考えている場合には、やはり自分で手続きをするのがいいだろう。

【6】エージェント倒産のリスクがない

 留学専門業者を利用する場合、通常は学校の授業料を業者に支払うことになる。その後、業者が学生に代わって、学校へ支払いをする流れだ。

 だが、過去には学生が業者に授業料を支払ったにも関わらず、業者から学校への支払いが行われないまま、業者が倒産し、留学することができなくなったというケースが実際に何件か報告されている。稀な例だと思うかもしれないが、業者を通さず、自分ですべての手続きをした場合は、こういったリスクは当然避けられるのだ。

 以上が6つのメリットになるが、公的機関である日本学生支援機構(JASSO)でも、留学の手続きは自分で行うことを推奨している。多少苦労したとしても、「留学したい」という強い気持ちがあるなら、自身の成長につながることを選ぶ方がいいだろう。

■自分の留学は自分で作ろう

 自分で物事を探して選ぶ能力は、なかなか身に付けられるものではないが、留学はその絶好のチャンス。英語と同様、楽をして身につかない分、就職時にも就職後にも大きなメリットになる。

 自分で調べて、自分で留学の手続きを行ってこそ、留学生活を最大限に楽しみ、その先に人生に活かすことができるはずだ。

(記事/THE RYUGAKU)

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