2015年08月07日 09時20分

「東京五輪」見据え増加中! まだまだ間に合う「通訳ボランティア」

“東京五輪”を見据えて増加している、「通訳ボランティア」とは? [拡大する]

“東京五輪”を見据えて増加している、「通訳ボランティア」とは?

 英語学習を続けるためには、何か目標をもつことが大切だ。日々の学習にも身が入るし、その目標を達成するために、どの程度の英語力が必要になるのかがわかる。たとえば、2020年の東京五輪で、通訳ボランティアとして観光案内できるようになるといった目標を掲げるのもひとつ方法。外国人に対し、旅行に関する英語による案内を「有料」で行う場合には、通訳案内士の資格が必要になるが、「無料」で行う場合には、ボランティア登録などをすることで外国人に道案内などの通訳をすることが可能なのだ。

 日本政府観光局(JNTO)では、「グッドウィル・ガイド(善意通訳普及運動)」を提唱し、推進している。この運動は、外国人旅行者が日本国内各地を安心して旅行できる環境整備の一環として行われており、言葉の障壁による困難や不便の解消を目指している。1964(昭和39)年の東京五輪開催時に初めてこの善意通訳運動が実施され、2015年3月末現在では、全国の登録件数は累計5万9000件にのぼる。

 応募資格は、年齢18歳以上で、善意通訳普及運動の趣旨を理解していること。賛同した登録者には、善意通訳カードとグッドウィルガイド・バッジが交付される(送料は登録者の負担で希望のバッジの種類により異なる)。

 このほかにも、都道府県や市区町村などでもさまざまな語学ボランティア登録制度や育成講座が開催されている。東京都では「おもてなし東京(東京都観光ボランティア)」の募集・登録を行い、「外国人おもてなし語学ボランティア育成講座」を開催している(2015年9月開催分の申し込みは、8月3日から8月14日まで)。

 渋谷区にも通訳ボランティア登録の制度がある。東京五輪のためではなくても、外国人を観光案内するために、居住地や勤め先の近くに語学観光ボランティアなどのような制度があれば登録をしてみるのも英語学習のモチベーションの維持につながるかもしれない。

【文・取材/寺本亜紀】
ライター、映像翻訳者(映画やドラマ、ドキュメンタリーの字幕翻訳・吹替翻訳)、キャリア・コンサルタント。英文科卒業。小学校英語指導者資格取得。カナダ、アメリカ、オーストラリアで親子留学を経験。

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