2015年04月08日 09時00分

「TOEFL」「英検」「通訳ガイド」も! 英会話スクールで学べる「資格」紹介

英会話学校で学べる「資格試験」や「検定試験」を紹介 [拡大する]

英会話学校で学べる「資格試験」や「検定試験」を紹介

 英語の必要性が高まる昨今を踏まえて、「英語の資格がほしい」と感じる人も少なくないはず。「何かきっかけさえあれば」と思い悩んでいる人は、英会話スクールで学べるさまざまな「資格コース」を知るのもいいだろう。

 前回は、各英会話スクールにある「TOEICコース」を紹介(関連記事を参照)したが、今回はそのほかの「資格試験」や「検定試験」のコースについて紹介する。なかには、「小学校英語指導者資格」や「ボランティア通訳ガイド」もあるので、ぜひ知ってもらいたい。

■TOEFLコース

 TOEFLテストは「Test of English as a Foreign Language」の略称。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダのほぼすべての大学で、英語能力の証明として認められている。入学や推薦、奨学金、卒業の基準として、130ヶ国9000以上の機関で実施。海外留学では重要になるほか、今後は日本の大学入試でも導入が検討されており、注目を集めている。

▼ECC
 ECCの「TOEFL Test対策コース」は、傾向と対策を熟知している講師が、正確な会話や文章作成、速読のコツを効率的に教える。12人までのグループ制で、担任制。完全サポートでリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能をバランスよく伸ばす。PBT版とiBT版のどちらの受験対策も可能。

▼イングリッシュビレッジ
 同社の「TOEFLスコアアップ対策コース」は、海外留学に備えてのスコアアップに加え、海外生活で支障のない実践的な英会話力を身につけることを目的としている。ロングマン新TOEFLテストなど、教材はスクールや先生によって違うものを使用。申し込みは10回からできる。30レッスンごとにプログレスレポートを発行し、上達をサポートする。


■IELTSコース

 IELTS(アイエルツ)は、「International English Language Testing System」の略称で、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど、ほぼすべての高等教育機関で認められている英語力を証明するためのグローバルスタンダードテスト。アメリカでもTOEFLに代わる試験として、入学審査の際に採用する教育機関が3000を超え、世界中で受験者が増えている。日本ではまだ馴染みがないが、シェーン英会話では試験対策のコースがある。

▼シェーン英会話
 イギリスやオセアニア、カナダへの海外留学や研修のための英語力証明のほか、海外移住申請に最適なテスト。シェーン英会話の「IELTS試験対策」では、試験形式に合わせて練習問題を解いていく。受験のためのテクニックを磨くことができ、英語でのコミュニケーションに必要なスキルも身につけることができる。


■英検コース

 年間230万人受験の国内最大規模の英語検定試験。7つの級が設定されているため、英語学習の進み具合やレベルにあった級を受験できる。また、1848校もの高校や大学等の入試における学科試験免除、入学金・授業料免除や英語科目の単位認定など、さまざまな優遇措置を受けられる。

▼ECC
 ECCでは、1級・準1級を対象とした「英検対策コース」がある。バイリンガル講師の担任制なので、一人ひとりの弱点を補強しながら進められる。英検対策のエキスパート講師が、正解率を上げるための実践的カリキュラムを編成。各級の対策に必要な語彙力や文法力、長文読解力などを強化する。


■小学校英語指導者資格

 小学校英語指導者資格は、J-SHINE(NPO小学校英語指導者認定協議会)による認定資格で、各地の小学校など教育現場で活躍している有資格者も多い。

▼AEONイーオン
 イーオンでは、「小学校英語指導者資格」として初級者から上級者まで11段階にわかれた豊富なコース設定になっている。通学レッスンとセミナー、自宅学習を組み合わせているので、時間を有効利用しながら資格取得を目指すことができる。


■ボランティア通訳ガイド

 国家試験の「通訳案内士試験」とは異なるが、AEONイーオンでは「ボランティア通訳ガイド」がある。このコース自体は全3回の講座だが、終了後には生徒が学んだ知識を活かせる活動先として、「TOKYO FREE GUIDE(TFG)」ガイドメンバーの資格を得る試験の受験枠が用意されている。また、試験に合格すれば、TFGのメンバーとしてガイドの経験もできる。

▼AEONイーオン
 NPO法人として活動し高い実績を誇るTFGと提携して、2015年4月から第1期の「ボランティア通訳ガイド」コースが開講される。ガイドをするなかで遭遇するケースを想定して、事前の意向確認メールの作成方法や会話が弾むためのコミュニケーション方法、不測の事態に対応するための会話力などを外国人教師による英語のみで進められる。また、日本の文化やマナーなどボランティア通訳ガイドに必要な能力を養う。


 今回紹介していない英会話スクールにも、資格向けコースが設定されていることがある。同じ英会話スクールでも各校舎によって設けているコースが異なる場合もあるので、確認するといいだろう。料金も条件によって異なることがあるため、申し込み前に必ず自分でチェックし、カウンセリング等で目的をきちんと伝えることも大切だ。

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