欧米で大人気の英単語スラング「bae」の意味は?由来も紹介

baeと叫ぶ男性

 「bae」という英単語をご存じだろうか。欧米を中心にTwitterなどのSNSで頻繁に使われている言葉で、歌手が曲名などにも使っている人気ワードだ。発音としては「ベイ」に近いとされているが、辞書にも存在しないこの言葉には、一体どのような意味があるのだろうか。

 「bae」は、欧米を中心に使われているインターネットスラング。日本でもVineやTwitterで「happy birthday,bae」「thanks,bae」などと、若い世代を中心に使われるようになってきている。「愛しい人」「大好きなもの」といった意味合いで使われることが多い。

 由来としては、「baby」や「babe」から来ているが、そのほか「before anyone else(誰よりも先に)」の略でもある。日本では、「Happy」の楽曲で知られるファレル・ウィリアムスの「Come Get It Bae」が、ユニクロやレッドブルのCMに起用されたことで知られる一因となったようだ。
■恋人を意味する場合
「一番大切な恋愛対象」という意味で使うbaeは、相手の名前や「恋人」という単語にそのまま置き換えて使える。例えば、相手を呼び掛ける際に「Bae,〜」と使うことがあるが、これは恋人を名前で呼ばずに「ベイビー」と呼ぶ感覚だ。
(使用例)
「Bae, I love u so much.」ベイビー愛してるよ。
「my bae」私の愛しい人
「I just made a bae.」恋人ができたよ。
■友人を意味する場合
 一番大切な人が恋人とは限らない。誰よりも大切な友人、つまりBFF(「best friend forever」生涯の親友)という意味でも使える。恋人の場合と同様に、固有名詞や名詞の代わりになる。
(使用例)
「Bae, let's get it stared.」さぁ(親友よ)、始めよう。
「Me and bae」最高の友達と共に
「bae to go out with」一緒に出掛けたいベストフレンド
■家族やペットを意味する場合
 baeはもちろん兄弟などの家族にも使える。さらに、大切な存在なら人間だけでなくペットにも使用可能だ。SNSでの投稿に一言添えれば、コンパクトでクールな印象を演出できる。
(使用例)
「Me and bae just came back exhausted」クタクタで帰宅した私と妹
「Bae seriously waiting for food」真剣にエサを待つ愛犬
「Best morning ever with bae」愛犬との最高の朝
 ただし、「bae」はデンマーク語では、英語の「poop(うんち)」の意味もあるそうなので、使い方には注意が必要。

 またネットスラングは、親しい間柄でなければ相手の心証を悪くすることもあり、誤解を生む原因にもなる。日本の流行り言葉と同様、すぐに古く感じられることもあり、下手に使うと恥をかくこともあるため、注意しよう。

 たとえ、ネットスラングだとしても、その意味を調べることで英語への興味が湧き、学習につながれば非常に良いこと。英会話スクールによっては、インターネットスラングなどを教えてくれる所もあるようだ。

※本記事は、2020年6月16日時点の内容です。
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