出張直前!一夜漬けのビジネス英会話

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 突然の命令により唐突に海外出張を命じられる仕事も決して少なくありません。普段から海外出張に慣れているなら問題はありませんが、英語が全く分からない状況で突然の海外出張はなかなか厳しいものがあります。
 自分の語学力が仕事の評価に繋がる事態もあり得ますし、最悪の場合会社の印象を左右することにもなりかねません。できることであれば、業務に差し支えない程度に英会話ができるようになりたいものです。
 英語には、とりあえずこれだけ覚えていれば大丈夫という文言がありますので、事前にそれだけは覚えていくようにしましょう。
 生まれてから長らく日本語を話してきた人間が突然英語を話すのはなんとなく照れがあります。中学校に入学して英語の授業が始まった時は、みんな恥ずかしがって英文をすんなり読み上げるのに時間がかかったものです。その時期に「英語を話すのが恥ずかしい!」という局面を乗り切っていれば今はなんともないかもしれません。

 しかし英語の習得に尽力せず大人になってしまった方は、当時より恥ずかしさが勝ってしまっているのではないでしょうか。しかしビジネスにおいてそんなことは言ってられません。ひとつのフレーズを言えるか、理解できるかでその後の人生を左右するといっても過言ではないのです。年齢を重ねてから海外出張のために語学勉強を始める人も決して少なくありません。

 英語ができないものはしかたないと諦めてしまわず、大人になった今だからこそ改めて英会話の勉強に力を入れてみましょう。
 出張を間近に控えておりそこまで時間に余裕がない場合は、とりあえず発音だけでもしっかりしておきましょう。リスニング力・語彙力も大切ですが、発音さえしっかりしていればなんとなくそれらしく聞こえます。中・高では、覚えきれないほど様々な発音のコツを習いましたが、基本的におさえておきたいことは6つに絞られます。それは、「R」「L」「V」「Th」「Wh」「F」の発音です。

 「R」は、英単語の中でもよく登場します。特に言葉の頭や中盤に「R」が来る場合、「ルァ」「ルィ」「ルゥ」「ルェ」「ルォ」といった風に、巻き舌に近い形で発音します。

 次に「L」。語尾に「L」が来る場合、発音は「オー」になります。“Call”が代表的な例ですが、他にも“global”“Medical”といった単語も、「グローボー」「メディコ―」といった風に発音します。

 「V」は「R」と同様、「ヴァ」「ヴィ」「ヴ」「ヴェ」「ヴォ」と、唇を振動させるように発音します。“survival”は「サヴァイヴォ―」となります。

 「Th」は、日本で「ザ」と発音されますが正確には「ダ」「ディ」「ダ」「デ」「ド」になります。同様に「Wh」は「ゥワ」「ゥイ」「フ」「ゥエ」「ゥオ」です。
 現地で出張者を受け入れる側としては「出張で派遣されるものは英語が喋れて当然」とごく自然に考えている場合がほとんどです。だからといって、英語を理解できるふりはしないようにしましょう。わからない時はわからないとはっきり言わなければなりません。相手に質問を投げかける時は、謙遜の意味である“If I may ask.”を頭につけます。 ゆっくり話してほしい時は

 “Could you speak more slowly?”
 (もっとゆっくり話してもらえますか)

と言いましょう。“Thank you.”といった基本的な挨拶も忘れないようにしましょう。
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