最初の難関!? トランジット(乗り継ぎ)での英会話を克服
この場合、実はCA(キャビン・アテンダント)の協力が欠かせないのです。まずはギャレー(飛行機のキッチン部分)へ向かい、CAに英語で話しかけます。
What should I do?」
「すみません、わたしの次のフライトが(どちらかというと/ちょっと/結構)キツイんです。どうしたらよいですか?」
まずTIGHT(タイト)という英単語は、イメージとして“むちゃくちゃピッタリ”している状態です。タイトスカートや“Sleep tight!”(しっかりぐっすり寝てね)などのように、空気も水も通らないイメージです。ということで「次のフライトが差し迫っているのだ!」という状況を英語で的確に説明するのに、ピッタリの慣用単語になるわけです。
そして教えを仰ぐ次のフレーズ、“What should I do?”は「どうしたらいい?」と聞くときの鉄板の英会話フレーズ。このまましっかり丸覚えしてしまいましょう。
機内で出発ゲートは調べられるので、CAの方が
CA「OK, we’ll find the gate for you and let you line up at the top.」
「分かりました。次のフライトのゲートを探しておきます。そして、着陸したらすぐ出られるように列の先頭に並べるようにしますね。」
と答えてくれるので、
「That might be so (amazing / helpful )!」
「そうして頂けると、とても(嬉しいです/助かります)!」
と返しましょう。
この“That might be”はとてもよく使われる英会話の表現で、まだしてもらっていないことで、「〜してあげようか?」というオファーがあったときに、「そうしてもらえると○○(ポジティブな形容詞)」というときに使います。未来の行為への感謝、という感覚です。ポジティブな形容詞なら何でも入るので、ただ「ありがとう」というよりも感謝の気持ちが伝わります。是非使ってみてください。
What should I do?」
「すみません、わたしの次のフライトが(どちらかというと/ちょっと/結構)キツイんです。どうしたらよいですか?」
CA「OK, we’ll find the gate for you and let you line up at the top.」
「分かりました。次のフライトのゲートを探しておきます。そして、着陸したらすぐ出られるように列の先頭に並べるようにしますね。」
「That might be so (amazing / helpful )!」
「そうして頂けると、とても(嬉しいです/助かります)!」
こんな簡単な英単語の羅列で、トランジットのトラブルを解決することができます。日本語が通じない海外で、誰かに助けてもらうために英語で意思疎通ができるように努力する、これが語学習得の最大のニーズであり、キモかもしれません。機内で地上のゲート情報を検索できるので、ゲートの番号さえ分かればさっさと目的のゲートに移動できます。そうすれば、タイトなトランジットもサックサク。空の上の機内でひとり悶々とするより、とりあえずCAに現状を伝えて気にしてもらうだけでも、気が楽になりますよね。それでは、ゆっくりSleep tight!
編集プロダクションverbライター。 元NIKITA編集部スタッフ。上智大学英文科卒。国際恋愛派のコラムニスト。ezweb,yahooケータイ公式サイト「セクシー英会話術」を運営。英語スキルは通訳レベルの実力。