大学受験の仕組み

 高校受験と比べて大学受験の仕組みはずっと複雑になっています。受験資格を満たせなかったがために1年間浪人してしまう方も毎年少なからず存在します。これから大学受験を控えている方のために、大学受験の仕組みを簡単にまとめてみました。素敵なキャンパスライフを送るためにも以下の点に気をつけてください。

 毎年1月になるとニュース等で「センター試験」について取り上げられます。一体どのような試験なのでしょうか。センター試験とは、正式には大学入試センター試験といって、独立行政法人大学入試センターにより行われる全国共通入学試験です。

 国立大学へ入学する場合は“必須”の試験であり、センター試験の点数と個別学力検査等の点数によって合格が決まります。ほとんどの国立大学では5教科7科目(または6教科8科目)の受験が必要で、学校によっては受験科目が指定されているケースがあります。あらかじめ志望校の受験要項をチェックしておきましょう。

 本来は公立大学の一次試験としての意味合いが強かったのですが、現在は私立大学の参加も年々増え続けています。センター試験だけで合否を決める大学もありますし、センター試験+2次試験(筆記試験・面接・小論文等)という二段構えの大学も増えてきました。そのため第一志望が私立大学の方もセンター試験を受けることが多々あります。

 センター試験は通常の大学試験とは異なり、全教科・全科目の解答がマークシート方式を採用しています。記述式の問題は一切ありません。元々国立志望を対象としている試験のため、教科書の例題にあるような問題も多く、しっかりと対策をすれば高得点を取ることも可能です。国立・私立に関わらずセンター試験は非常に重要な試験です。

 大学試験における一般入試が学力試験ならば、推薦は人物重視の試験です。系列高校からエスカレーター式に入学する「内部推薦」や、指定した教育機関に推薦枠を与え、進学を希望する生徒に対して試験・面接を課す「指定校推薦」、志望理由や小論文など学力では測れない個性や適性によって評価を行う「自己推薦(AO入試)」など、様々な推薦があります。

 推薦は誰でも受けられるわけではありませんが、そのぶん一般入試と比べて合格率も高くなっています。偏差値的には難しい場合でも推薦ならばチャンスがあります。積極的に狙って行きましょう。

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