過去問活用が大学受験の効率を変える

 大学受験のための勉強は、途方もない知識量と気の遠くなるような時間を要し、それらの成果はセンター試験や各大学の入試試験で十分出し切る必要があります。それらの試験の出題記録をまとめた過去問題集は、大学受験のための出題傾向と対策を知り、受験生がより実力を発揮しやすくするための重要なアイテムです。

過去問を見る意味

  • 過去問で、問題の出題傾向をつかもう

    過去問で、問題の出題傾向をつかもう

 受験といえば過去問とでも言うように、書店が各大学の入試問題やセンター試験の過去問題集を積極的に扱っており、受験シーズンには大量の平積みを行うのもお馴染みの光景です。その多くがさまざまなアプローチで解説や傾向分析を掲載しており、入試・センター攻略を掲げたものも目立ちます。

 他の問題集と同じようにこの過去問をひたすら解いているという人も珍しくないようですが、過去問の本来の活用目的は、試験の傾向分析や自分の弱点を把握すること。どのような形式の問題が出題される傾向にあり、どのような問題を出されたときに自分の弱点が出るかを知り、課題の克服を目指します。

分析と傾向把握

 過去問によって得られる情報は単純に出た問題の内容だけでなく、そこに示される出題傾向や出題者が回答者に何を求めているのかといったヒントです。

 過去問をひたすら解き続ければなにかしらの共通点や偏りを発見することはあるかも知れませんが、それでは効率性に欠けます。過去問は学力を上げるために使う参考書とは違うのです。一つひとつを解くことよりも、全体の傾向とそれに対応する自身の実力、および弱点の把握・分析に役立てます。受験本番までに行うべき具体的な対策へとつなげることができてこそ、過去問の意味があると言えるのです。

 自身の力で冷静な現状把握や出題傾向の分析を行うのが困難であっても、多くの予備校が入試対策カリキュラムなどで積極的に個人単位の受験相談を行っています。過去問や予備校、もちろん学校や市販の参考書についても有用なものは効率よく活用し、志望校合格を目指してください。