大学受験の天王山! 夏休みは「予備校の夏期講習」活用が鍵

 「夏を制する者が受験を制す」という言葉がある。受験生にとって、まとまった勉強時間を確保できる夏休みは、レベルアップあるいは巻き返しを図る絶好のチャンスだ。花火大会やお祭りといった魅力的なイベントが目白押しだが、現役受験生の夏は一度きり。誘惑に打ち勝ち、規則正しい生活を心がけ、しっかりと計画を立てて臨まなければならない。
≪夏期講習が必要な理由:その1≫
講座や自習の予定を入れれば、午前中から有意義に過ごせる
  • ≪夏期講習が必要な理由:その1≫ 講座や自習の予定を入れれば、午前中から有意義に過ごせる

 部屋で机に向かっていても、ついつい怠け心がちらついてしまう自宅学習。夏休みを有意義に過ごすポイントは『時間管理』だ。右の表のように、勉強と休憩の予定を明確に立てることと、午前中からのスタートが重要となる。

 そこで、午前中を有意義に過ごす方法として、フル活用したいのが予備校の夏期講習だ。受講講座によっては午後から始まるケースもあるが、早めに登校して学習環境抜群の自習室を利用することも可能。朝から勉強を始める環境に身を置くことを意識しよう。

 また、夏は日没が遅く生活時間が後ろ倒しになりがち。午前9時前後に始まる入試本番に備え、起床時間と就寝時間を決めて生活リズムを整えておくことも当然だ。気がつけば夜型となってしまうことだけは避けよう。
≪夏期講習が必要な理由:その2≫
小論文の書き方、模擬面接……時間をかけてきめ細かいフォローを受けられる


 予備校では、講義の充実とともにカウンセリングにも力を入れている。「何から手をつけて良いのか分からない」「いま何をしたら良いのかわからない」「遅れを取り戻したい」といった個々の受験生の悩みをくみ取り、フォローしているのだ。「夏休み中の勉強の、日程の組み方」や「何から始めるべきか?」といった、受験に関する初歩的な相談ができる環境を整えている予備校も少なくない。

 また、予備校の夏期講習で受けておきたいのが「小論文の書き方」と「面接対策」講座だ。推薦入学を目指す学生向けの論文や面接対策については、高校の通常授業ではなかなか手が回らない部分であるため、夏期講習では、小論文のいろはから読み手を引きつける文章テクニックまで、レベルに合わせた指導を行っている。また、合格者の実例を交えた願書の書き方や、無料の模擬面接も実施している。
【予備校の夏期講習でのメリットまとめ】
1.午前中から講座を受けることで「時間管理力」が身につく
2.学習環境の良い自習室の利用が可能
3.悩み相談ができるカウンセリングを受けられる
4.論文や面接対策講座の用意もある
5.学校の授業では知りえないテクニックを学べる
  • 夏休み開催がメインとなる「オープンキャンパス」 抑えておきたい3ポイント

 夏休み中に、受験対策の1つとして経験しておきたいのが「オープンキャンパス」の訪問。大学案内のパンフレットやホームページのデータを眺めるだけで、志望校を十分に理解することは難しいが、実際に足を運んでみると、これまで漠然としていた大学のイメージが、はっきり見えてくる。
【ポイント1:通学の利便性・校舎の雰囲気を知る

 オープンキャンパスに足を運ぶことで、通学時の利便性を知ることが可能。校舎内では在学生の話を聞いてみる、また学食を利用するなど、校舎の雰囲気を肌で感じることも、受験勉強へのモチベーションを高める材料となりえるはずだ。

【ポイント2:入試対策講座や過去問題をチェック

 大学によっては、オープンキャンパス中に受験アドバイザーが入試対策講座を開いたり、過去に出題された問題を無料で配布しているケースもあるため、見逃せない。

【ポイント3:志望校に対する家族の理解を得る

 大学のイメージを親子で共有することや、受験について話し合うきっかけ作りとして、保護者同伴で出かけることもおすすめだ。大学受験に挑む本人はもちろん、家族のサポートと理解を得るためにも、オープンキャンパスをうまく活用しよう。
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