2012年05月16日 13時44分

大人層の関心も集め… 日本科学未来館、来館者数800万人突破

日本科学未来館800万人目の来場者となった野木陽道(はるみち)くん [拡大する]

日本科学未来館800万人目の来場者となった野木陽道(はるみち)くん

 日本の最先端科学を紹介している日本科学未来館(東京都江東区)の総来館者数が800万人を突破し16日、館内で記念セレモニーが行われた。臨海副都心エリアを訪れる修学旅行生などにも人気だが、アニメや食など一般にも身近な話題をからめて科学や未来の問題を紹介する企画が話題となることも多く「これまでの来館者の約半数は大人層」(同館広報)だという。

 館長を宇宙飛行士の毛利衛氏が務める同館は2001年にオープン。毎年約100万人ほどが訪れ、08年に500万人、09年に600万人、10年に700万人を突破していた。通常ならば昨年800万人に達する見込みだったが、東日本大震災の影響で3ヶ月休館したこともあり、想定よりも約半年程度遅い達成となった。

 記念すべき800万人目となったのは神奈川県厚木市からお母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、妹と訪れた保育園年長さんの野木陽道(はるみち)くん6歳。昨日誕生日を迎えたばかりといい、セレモニーでは毛利館長から花束やプレゼントを渡され、貴重な誕生日祝いとなった。将来なりたい職業を聞くと「お医者さん。お母さんがおなか痛くなったときに治してあげられるから」とニッコリ。毛利氏は陽道くんに「10年後も20年後も未来館に来てください」と声をかけた。

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