2012年04月25日 15時45分

京都精華大学に「ポピュラーカルチャー学部」誕生

 京都精華大学は25日、来年4月に開設を予定している「ポピュラーカルチャー学部」の設置手続きが完了したと発表した。同学部は音楽コース、ファッションコースの2コースで構成し、募集定員は118名。2000年に日本初の「マンガ学部」を設置したことで知られる同大学だが、今回はポピュラーカルチャーの中でも社会的・文化的にも重要な音楽とファッションを、教育研究分野として確立していく。

 音楽コースではポップスやロック、クラブミュージックをはじめとした“ポピュラー音楽”の制作のほか、それら楽曲を広める情報発信手段も研究。教員にはBOOWY、GLAY、JUDY AND MARYなどのプロデュースを手掛けてきた佐久間正英、音楽評論としても活動している近田春夫、ミュージシャン・プロデューサーの高野寛。准教授にはスチャラダパーのBOSEらの就任を予定している。

 ファッションコースは服飾デザインや制作、ブランド設立やショーのプロデュースなどのノウハウを学ぶ。パタンナーの中道友子、ファッションエディターの西谷真理子、デザイナーの柳田剛らが教授に就任する予定となっているほか、客員教授として細野晴臣、藤原ヒロシらが名を連ねている。

 同大学は「音楽、ファッションともに、メディアと産業システムの激しい変化のなかにある」とし、授業では技術のみならず現代社会を生きる人々に対する理論的な考察力も重視していくとしている。

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