2012年04月16日 13時57分
ワンコインの鉄板ステーキ 駒澤大学の学生食堂リニューアル
駒澤大学の学生食堂で提供される500円のビーフステーキ
昨今は一人暮らし大学生への仕送り額の減少が伝えられ、食費を浮かせる等の工夫でやりくりをしている学生が多いと言われている。そんな中、駒澤大学は4月より学生食堂を全面リニューアル。不規則になりがちな学生の食生活をサポートするため、営業開始時間を午前8時に変更し、一人暮らしの学生が授業の前に朝食を食べに来られるよう配慮。また、大きな『ビーフステーキ』も500円で提供するなど、食欲旺盛な若者の胃袋を満たすさまざまなメニューを取り揃えている。
今回のリニューアルに協力したのは、昭和初期に“ビフテキ”の名を日本に広めた銀座スエヒロのグループ会社である銀座スエヒロカフェテリアサービス。インテリアは木目調に一新し、明るい雰囲気に変わった。また、多くの学食では複数人で座るテーブルで構成しているが、そのために一人で食事を取ることに抵抗感を示す人も多い。そこで、同大学では一人でも気軽に食事ができるよう、カウンター席を多数設置した。
メニューのラインナップも力を入れた。銀座スエヒロならではの『ビーフステーキ』はアツアツの鉄板にのせられ、ジュウジュウと音を立てながら出てくる本格派。カレー2種類とサフランライス&ナンが楽しめる『ダブルカレー』(400円)のほか、定番の『オムライス』、今回のリニューアルに協賛した同窓会からのメニューとして『豚肉のスタミナ焼』も用意。そのほか、栄養バランスを考えながら自分で選べる小鉢も用意されている。
「人気のあるメニューは営業時間内に売り切れることが多い」というこれら学食メニュー。学生食堂は昔から学生の胃袋を支える大切な存在だったが、同大学は「近年、大学が担うのは授業ばかりではなくなってきている」とし、居心地の良い学食で学生の学習意欲を刺激し健康づくりをフォローするとしている。