2012年04月11日 14時02分
私大自宅外通学者の「入学年費用」は平均298万円〜東京私大教連調査
データ出典:東京地区私立大学教職員組合連合「私立大学新入生の家計負担調査 2011年度」
昨年首都圏の私立大学に入学した自宅外通学者の「入学の年にかかる費用」は298万3351円(前年比9415円減)だったことが、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査でわかった。
内訳は、「受験費用」が平均24万8600円(前年比9200円増)、大学の「初年度納付金」が同131万4251(同1415円減)、「住居費」が56万1200円(同1万8100円減)、4月から12月までの「仕送り額」が85万9300円(同900円増)。親や学生の裁量で出費を抑えることができる仕送り額は微増しているが、住居費は2万円近く減少した。
なお、調査に答えた世帯の税込年収は全体平均で895万8000円となり、税込年収に占める「入学の年にかかる費用」は年収の3分の1を占める33.2%に。収入を得るために働いている有所得者数が2人以上の世帯は全体の64.3%を占め、共働きにより学費や仕送りを捻出していることが浮き彫りになった。
同調査は2011年5〜7月、2011年度に1都5県にある18の私立大学・短大に入学した新入生の家庭の保護者を対象に郵送で実施。有効回答5496件をもとに集計している。