2012年02月08日 17時40分

大学選び、27.7%が目標ないまま選択〜ベネッセ調査

大学全入時代と言われる今、大学進学の目標や学ぶ意欲を持ちにくい状況が生まれている [拡大する]

大学全入時代と言われる今、大学進学の目標や学ぶ意欲を持ちにくい状況が生まれている

 大学全入時代と言われ、景気の先行き不透明感もあり学ぶことの意欲や未来の目標が持ちにくい今、ベネッセコーポレーションが7日発表した調査で、大学生の27.7%が夢や目標などを持たずに大学を選択していたことがわかった。

 同調査は2011年11月、現在4年制大学に通う全国の大学生1500人を対象にインターネットを使って実施。その中で、夢や目標を考えて大学を選択したか聞いたところ「とてもそう思う」(29.4%)、「まあそう思う」(42.9%)と約7割の人が肯定した一方、「あまりそう思わない」(21.1%)、「まったくそう思わない」(6.6%)という声も寄せられた。

 また、高校生の頃に夢や希望を持っていたか?という問いについては「とても明確な目標を持っていた」(13.2%)、「まぁ明確な目標をもっていた」(25.4%)、「漠然とした目標を持っていた」(35.6%)と、約75%の人が未来のビジョンを思い描いていたと回答。その一方「なかなか目標をもてなかった」(21.3%)のほか、「目標について考えたことがなかった」という人も4.5%いた。

 同社では1人でも多くの高校生が目標とする進路の実現に向けて挑戦することを応援するため、『攻める宣言プロジェクト』を実施している。

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