2012年01月30日 11時59分

明治大学、福島県新地町と復興支援の協定締結

 明治大学は、東日本大震災で被害を受けた福島県新地町(しんちまち)と復興支援に関する協定を締結した。今後、同大学の知的資産や人材を活用して、同町の震災復興や地域再生に向け連携を進めていく。同大学と地方自治体間での震災復興を目的とした協定は今回が初となる。

 同町は福島県最北部の太平洋岸にあり、宮城県と隣接している人口約8000人の町で、震災では109人が亡くなり、1人が行方不明に(2011年9月末現在)。また、津波による浸水は町全体の5分の1に達し、500戸を超える住宅が全半壊。JR常磐線新地駅も全壊し、復旧のめどは立っていない。

 今回の復興支援は「震災後の地域復興、地域活性化に関わる連携」、「復興の担い手となる人材育成のための連携」など4つの連携を中心に、町民対象のアンケート調査の共同実施などを行い、町の抱える課題を把握しながら復興施策を展開していく方針だ。

 同大学は、被災した学生への経済支援、学生のボランティア活動への助成、学部間共通総合講座『東日本大震災に伴うボランティア実習』の設置、『震災復興支援・防災研究プロジェクト』の実施など、明治大学震災復興支援センターを中心に全学を挙げて復興支援に取り組んでいる。

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