すみれインタビュー「MY ENGLISH STORY」Vol.1
7歳でハワイに移住。高校までハワイで過ごしたが、2009年に米・カーネギーメロン大学演劇科に進学
すみれそうなんです。日本語ですと、ちょっと難しい言葉になるとしどろもどろになってしまうので(笑)。
――そうすると、セリフを読むということに関しては英語の方が得意?
すみれ細かいニュアンスまで理解してしゃべる、となると英語の脚本の方がいいですね。『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』も、理解できないところはなかったですし。
――アドリブを要求されたりとかありました?
すみれ涙を集めるボトルを出すシーンがあるんですが、そこで「ちょっとハミングで歌ってもらおうかな」と突然言われたことはありました。
――すみれさんは、小さい頃から英語の映画を観ていました?
すみれそうですね。ディズニー映画が多かったんですが、『メリー・ポピンズ』が大好きで、本当にしょっちゅう観てました。歌もストーリーも好きでしたね。
すみれとにかく人の話を聞くことです。リスニングですね。
――耳も慣れますものね。
すみれそうなんです。映画やドラマなどを観たり、人が話しているのを聞いているだけでもだいぶ違うと思います。あとは、アメリカをはじめとする英語圏に行っちゃうのが一番早いと思います。
――やはり現地に行くのが一番?
すみれそう。アメリカに行くとわかると思うんですが、アメリカって移民の国なので、ほとんどみんな完璧な英語ではないんですよ。分からないことがあれば聞くし、少々間違っていてもグイグイ話しちゃう。それでも通じちゃうんですよね。ほかのアジア系の人達は、すごくアグレッシブに話すし、人の話もよく聞くんですよ。その点、日本人はシャイな性格なので、ちょっと負けちゃっていると思います。
すみれそうです。だから、アクセントを気にせず、とにかく人としゃべってみる。そして、話していることを聞いて、分からないことがあったら「どういう意味?」と聞けばいいんです。それが恥ずかしいことではありませんから。
――ガツガツいくべきですね(笑)。
すみれそうそう(笑)。それと、単語や発音を学ぶには、人の話を聞くのが一番なんですよ。いいフレーズがあったらもらっちゃう(笑)。とにかく現地に行って積極的になることが一番早い上達方法だと思いますよ。
すみれ
1990年7月15日生まれ、東京都出身。97年より母とともに7歳でハワイに移住。高校までハワイで過ごしたが、2009年に米・カーネギーメロン大学演劇科に進学。2011年より日本の芸能界デビューを決断。2012年に舞台『GOEMON 〜孤高の戦士〜』や『tick,tick…BOOM!』、『二都物語』などに出演。そのほか映画やテレビドラマだけでなく、CMやバラエティ番組出演、歌手活動などマルチな活躍を見せている。本作にてハリウッド長編映画デビュー。
【Information】
『アメイジング・ジャーニー 神の小屋より』
監督:スチュアート・ヘイゼルダイン
出演:サム・ワーシントン、オクタヴィア・スペンサー、アヴラハム・アヴィヴ・アラッシュ、すみれ
日本公開日:2017年9月9日より新宿バルト9ほか全国公開
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