ネイティブじゃなきゃダメ?最適なオンライン英会話講師の選び方
しかし、ネイティブ講師によるレッスンは、通常のレッスンに比べてどうしても値段が高くなるのが悩み所です。また、フィリピンの方がネイティブ講師としてレッスンを担当しているケースもあります。確かに、フィリピンの公用語は英語ですが、公用語=ネイティブではありません。いずれにせよ、欧米の文化を含めた英会話を学びたい人にとっては、ネイティブのイメージとは少し異なるのではないでしょうか。
ネイティブ講師によるレッスンのメリット、及び非ネイティブ講師によるレッスンの注意点を踏まえて、英会話講師の選び方について考えてみましょう。
ネイティブ講師に学ぶメリット
メリット1 英語独特のリズムやイントネーションが身に付く
メリット2 英語圏の文化が学べる
メリット3 使える表現が身に付く
ネイティブ講師以外から学ぶのはダメなの?
ここで、「ネイティブ」の定義について考えてみましょう。正確には、幼少期より英語を使って育っていればネイティブとして扱われる場合もありますが、基本的には英語を母国語としている人のことです。しかし、アメリカ英語とイギリス英語はさまざまな点で違いがありますし、同じ国内でも住んでいる地域によって表現や発音は微妙に異なります。日本における方言のような違いがあることと同じです。
では、全世界にネイティブスピーカーはどれくらいいるのでしょうか。世界の人口のうち、約25%にあたる17億人強が英語を話すといわれていますが、そのうち、ネイティブスピーカーは4億人弱にすぎません。つまり、大半の人は、スタンダードな発音を使わなくても、世界中の多くの人とコミュニケーションをとっているのです。
コミュニケーションをとるための英語であれば、講師がネイティブかネイティブでないかにこだわりすぎず、楽しく継続できそうな雰囲気を優先してもいいかもしれません。そして、仕事で英語を使うことが前提で、赴任先が決まっている場合は、渡航する国の英語を学んでおいたほうが、後々スムーズでしょう。
なお、フィリピン人講師の場合、講師の教え方やレベルにはまったく問題がなくても、現地回線がつながりにくいケースがありますので注意しましょう。
費用や目的を考えて「ベスト」を選ぼう
「ネイティブ」という言葉を過信せず、費用面や相性を考慮して、自分に合ったスクールを探すようにしましょう。