2015年02月10日 09時20分

「小3」の英会話教室が人気に!? 英語教育の早期化が加速!

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「小学校3年生」の英会話教室が人気!? 

 英語教育の早期化が加速している。理由は、文科省が小学校での英語の開始時期を従来の5年生から3年生に前倒しする方針を固め、2020年までの実施が見込まれていることにある。これまで小学英語は正式教科ではなく「外国語活動」という枠組みだったが、今回の法改訂に伴い、小学校3年生から「外国語活動」を開始し、小学校5年生から主要科目として授業が始まることになる。

 こうした状況を受け、英会話スクールなどでは、幼児や小学生の子を持つ親からの問い合わせが増えているほか、中学入試などに備えて英検などのテストを受ける子どもの数も年々増加傾向にある。では、英語教育が始める小3で、英会話スクールやインターナショナルスクールでは、どのような授業を展開しているのか簡単に紹介しよう。

■「英会話教室」で長く幅広い英語の修得

 これまで英語は「教養として最低限身につけるもの」という意識が強かったが、国際化の影響により今後はさらに踏み込んで「第二言語として英語が体に染みついている状態」を要求されることになる。

 子どもを対象とした英会話スクールのほとんどが、今回の法改訂に照準を合わせてカリキュラムを構成。マンツーマンや少人数、レベルに応じたコースも備えており、「最低限の授業についていければいい」という家庭から、「バイリンガルを目指してバリバリ勉強させたい」という希望に併せた選択も可能だ。

 また、英語習得にはとくかく触れる時間の長さが重要とあって、基礎を学ぶカリキュラムのほか、季節ごとのイベントなどを交えて、楽しく長く続けるための授業内容も設けている。

 そのほか、将来の中学試験などに備え、低学年から英検などを受ける子どもも増えており、資格試験などを見据えた授業を行う教室も増えている。

■「インターナショナルスクール」でネイティブ並のレベルに

 早くからインターナショナルスクールに通っている子どもであれば、8歳ぐらいの段階で、かなりの英会話能力が身についているはず。レベルでいえば、同年代のネイティブスピーカーとさほど大差がないぐらいになっていても不思議ではない。

 学校では英語、家庭で日本語を使い分けていれば、通常の小学校に通っている同級生とは違った脳の発達を遂げていることだろう。ただし、英語教育以外の一般教養に関しては、しっかりした授業がないので、通常の小学校よりも遅れをとりがちに。最低限の部分は、家族で教育を補ってあげる必要があるでしょう。

■英語力に差をつけるなら「短期留学」

 小学生3年生ぐらいになれば、夏休みなどの長期休暇を利用して短期留学を体験できる「サマースクール」もいいだろう。語学留学は、高校生や大学生の頃に自分の意思で行く場合も多いが、まだ目的意識のない子どもが「勉強」の意識なく旅行感覚で英語に親しむことで、予想以上に英語に興味を持ったり、短期間で慣れることも多々あるのだ。保護者同伴で1週間〜数ヶ月間留学する形や、数ヶ月のホームステイで単身行かせる場合もある。

 子ども時代の海外経験は、その後の人格形成に大きな役割を果たすほか、同級生より早く英語能力を伸ばせることも期待できる。一方で、異国でしばらく住むことに慣れない場合や苦手意識を持つ可能性も否めない。海外留学する場合は、デメリットも踏まえて家族で意思疎通を図り、本人の意思を尊重することが大事だろう。

 子どもが身につける英語は、大人が勉強して学んだ英語よりはるかに“実践的”なことが多い。仮に小さいころから英会話スクールに通わせていたなら、8歳ごろではかなり成長を遂げており、話せるレベルでいうと、TOEICで800点を超える大人にも勝る場合も普通にあります。海外旅行などでは、通訳の役割を果たすシチュエーションもあるかもしれません。

 国際化がますます進むことや英語教育の早期化を踏まえると、小学生から英語塾などに通うことが当たり前になるのも時間の問題かもしれません。

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